新選組の身分・立場 |
京の治安を預かる京都守護職御預り。
隊士は、会津藩士と同格。
入隊と同時に、刀、脇差、鎖帷子、剣道用竹胴、制式羽織が支給される。
新選組の職権 |
京および大阪・奈良市内の、捜査権・尋問権・捕縛権・不逞浪士への攻撃権・刑の執行権を持つ。
各藩お抱えの藩士に対しても、不審尋問・逮捕・攻撃を認められている。
例外として、藩邸は治外法権であり、藩邸内部に踏み込む事は出来ない。
市中見回り |
2部隊24名で、浅葱の羽織に抜き身の槍を帯び出動。夜は隊提灯を携える。
朝は6:30〜8:00
夕刻は17:00〜18:30
夜は21:00〜22:30
京都御所の周囲、東洞院、西御土居、南御土居、北五条、東山、寺町西、南七条、北四条までの広範囲を毎日定期巡回する。
隊の財政 |
幕府・会津藩から支給金 1万5千両(約12億円)
鴻池など豪商からの援助 21人から7万1千両(約57億)
副長・隊長・隊士の実家からの援助金
明日をも知れぬ命のため宵越しの金を持たぬ隊士が多い事と、最新式の高価な大砲の弾薬や様式銃を買い込むため、
財政難MAX。
『借金を踏み倒す新選組』と影で囁かれているが、涙ぐましい努力で、地道に返済を続けている。
奉行所との関係 |
京都奉行所とは倒幕派浪士に関する情報網の共有をしており、奉行所は新選組に対して好意的。
隊の日常生活 |
朝6:00 起床
6:00〜6:30 洗面および自室の掃除
6:30〜7:30 屯所全域の掃除
7:30〜9:00 道場で朝稽古
9:00〜9:30 朝食
10:00 局長・副長・隊長の出勤
10:00〜10:30 副長・隊長からの連絡事項通達
10:30〜12:00 屯所前庭で様式銃射撃訓練・壬生寺で大砲による砲術訓練
12:00〜12:30 昼食
12:30〜17:00 剣術訓練など自主訓練。
18:00〜18:30 夕食
18:30〜 自由時間
新選組 規約など |
・隊士の約半数が非番だが、勤務形態は二十四時間シフト制。
・主な仕事は、市中巡回と、倒幕派志士のアジト張り込み・強襲・捕縛・反乱鎮圧。
・平隊士・隊士見習いは、隊内規約で外泊禁止。朝6:00の起床時刻には屯所にいなければいけない。
・副長・隊長は、屯所外に私邸を持つことを許可され、隊費から家賃が出る。
・月に一度は、局長が、副長以下新選組隊士全員を引き連れ島原遊郭へ繰り出し、全芸妓を上げて大宴会を催す。ツケで。
・非番の隊士は自由外出が許可されている。
・非番の外出時には私服着用が許可されている。
・上の者は、隊士の恋愛事にはノータッチ。島原遊郭の芸妓や飲み屋茶屋の女、カタギの町娘と恋仲の隊士もいる。
・屯所で寝るときは、刀を抱いて寝る。
・市中見回りを兼ねて出歩くときは、倒幕派浪士を匿う旅籠屋や店への威嚇牽制行動として、『高下駄に浅葱の羽織で威風堂々と風を切って歩くこと』と命じられている。
・倒幕派浪士を発見して取り逃がした場合は、最悪、倒幕派に温情を掛けたとして切腹、あるいは士道不覚悟で切腹を命じられるため、何が何でも斬り殺す。疑わしき者はすべて斬り殺す。
・夜は、宿直の隊士を除き大半の隊士が、島原遊郭へ遊びに出かける。
・屯所から遊郭までは約1キロ。