
宿泊客のための談話室。
各国チーズ、クルディテ、薄切り肉盛り合わせ、ビエロギ、パルマハムなど多種アペタイザーがバイキング式で周囲に並び、タキシード姿のボーイが控える。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:00:24:36 更新
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」から汀慧さんが去りました。
■汀慧 > (やはりメッセージカードを作るなら、幸せな出来事に遭遇したすぐ後が良い。相手が感受性鋭い子供ならば尚更のことだ。――そうしている内に皿の中身が無くなり、ワインの瓶の中身も空になった。ワインが半分ほど満たされたグラスを卓に置き、最後にもう一度、クリスマスカードのメッセージに書き間違いや書き漏らしがないか一枚ずつ確かめて)今日中に発送すれば十分間に合うな……(呟きつつ、そのカード一式を入れてきた鞄に詰め直した。確かホテルのフロントで宅配便の発送を受け付けているはずだ。――残ったワインを綺麗に飲み干すと、鞄を手に席を立って。ボーイに御馳走様と伝え、良い気分で自室へと)
■汀慧 > (薄くスライスされた洋梨とチーズを重ねてフォークで刺し、パルマハムでくるっと巻いて口に運ぶ。ミルク由来の柔らかな甘みと果物の爽やかな甘みがハムの塩気で引き立てられるようだ。更に口の中で溶け出すハムの旨みと脂分を、洋梨の酸味がすっきりさせてくれる。余り行儀の良い食べ方ではないが、他に客が居ないとなるとつい)……美味い、(うっとりと目を細め、またワインを煽る。このホテルは前菜でも何でも美味しすぎて、酒が進みすぎるのが玉に瑕だ。そうでなくても此処最近、酒量が増えた気がする。何を食べても美味く、見える景色も綺麗で、スケッチブックに悪夢じみた絵を量産することも減った)
■汀慧 > (二つ折りのカードには星や樅の木、雪だるまなどが可愛らしく賑やかに描かれており、子供向けのクリスマスカードと知れる。デザインの色も種類も色々とあるらしく、積み重ねたカード達の側面は、スライスされたケーキやテリーヌもかくやの鮮やかな層を成していた。――男は空になったグラスに深い赤のワインを注ぎ)……早いもんだなあ。(もうクリスマスか、と呟きを零す。12月に入った頃から、あちらこちらでクリスマス用の飾り付けやクリスマスソングに触れてきたが、こうして20日を過ぎると、急にその実感が湧いてくるのだった。今年もクリスマスカードを無事に書き終えて、安堵の中で一人酒を味わう。部屋でやれと言われそうなものだが、自室に居るとどうしても別のことをしてしまう性質であった)
■汀慧 > (夜更けて、客の出入りもまばらになった時間、サロンの隅の席でひとり、夜食とも寝酒ともつかぬ態でグラスを傾けている男がいる。卓上にはワインボトル、半分ほどに減ったチーズとハム、果物を盛った皿、そして20枚ほど積み重ねたきらびやかなカードと万年筆)
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」に汀慧さんが現れました。
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」から椿明稀彦さんが去りました。
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」から九条道明さんが去りました。
九条道明 > うん。暇していたら、僕もふらついてるから捕まえてよ。デートはそっちもだよね。(笑顔で頷いてまたそのうちと返す。そしてともに名残を惜しむように歩き、プライベート用の九条としての名刺を渡して別れただろう)
■椿明稀彦 > (なら良いです、と掌を引っ込める。「忘れてしまえ」と言いそうだという今生の彼に、それもらしい気がする、と笑って)俺も、逢いたいけど……ちょっと暫く、予定が詰まってて……暇してたら何処かうろうろしてると思うから、声掛けてよ。月……九条さんだって、デートの予定があるでしょうし。(いずれまたそのうち、と言いながら、共にサロンを出て。部屋までの短い道のりも惜しむように話し込みながら、連絡先を交換して別れただろう)
九条道明 > 別に具体的な想像はしてないけど(向けられた掌に瞬き、にっこりと笑み)そう、だね。今生でもあったけれど彼はきっと俺が捕らわれるのは望まないだろうなって思う。むしろ忘れてしまえって言うだろうな。(今生であった彼を思いだし苦笑を浮かべて頷く。つつく指には眉を下げて頷く。それでも、彼が傍にいる奇跡を本当に信じれるまでは出てきてしまうのだろうが。彼と端から見れば和やかにけれども妙な威圧感のある笑顔を交わして頷いていたが言われた内容に思わず時間の確認を、そしてあわてたように立ち上がって)ごめん。今日はそろそろ戻らないと。もし、また機会があればゆっくりと話したいけど厳しいかな
■椿明稀彦 > (え、俺と嘉さんでも俺が食べる方だよ!?とか言うと、段々本人の居ない所で暴露大会になりそうだから黙っておこう←)反応見て……そ、そう、何というか、探り探りな感じで、やってはいるんだけど………って、ストップ! 俺の榛さんを、ヒワイな想像に引っ張り出すの禁止!(作家先生の想像力に思わずストップを掛ける。ダメ!と掌を相手に向け)……背負い込むつもりじゃないなら、良いんだ。月斗が気に病むようなこと、丹村副長も左京大夫様も望まないよ、多分。……多分だけど。(多分て二回言った。でもって俺には気に病め!って言うかも、とか小声で付け加え)……ん、……夢じゃないかと思った時は、いつでも触って確かめれば良いのさ。……いつでもそう出来る距離に、居れば良い。(恋人には言えないのだと言う相手の頬を、つんつん、と指先でつついて笑い)……そうだよね、もしそうなら、キッツイお灸を据えてあげなきゃだもんね?(ふふふ、と表面上はとても朗らかに笑い合う、幼馴染みコンビ(仮)であった)……っと、月斗、まだ時間大丈夫? もうちっと話せるなら、バー辺りに移動しない?(俺もちょっと微妙だが、と時計を見つつ)
九条道明 > (視線をそらす相手に細めた目を向けて「シュンも可愛いでいいじゃない」とボソッと)そっちこそごちそうさま。というか、悩むならベッドで呼び捨てにして反応見てみたら?たぶん、それ見て椿さんは紀谷さん食べるんだろうなって所までは想像つくけど(名前一つでの挙動に、その純情に微笑ましそうに見る。けれど、業に関しては眉を下げて)背負う気はないから、安心して。業から逃げても捕まったら諦めて受け入れるしかないかなって思うけど……。そうだね、今が凄く幸せだから俺も不安に思うことはある。何もないから夢じゃないのかなって、馨には言えないけど。(手を伸ばされ、肩への感触に緩く頷いて礼を。それでもこぼした本音は久隆に見せられないもので、前世で命を預け身内のように思っていた相手だから言えること)けど、俺もシュンには大切な人を幸せにして、されてって、二人で一緒の幸せをつくってほしい。(照れ臭そうな様子にクスリと小さく微笑ましそうに笑って、待ってると返す。けれど、デザイナー云々には思い当たる人物がいて困ったように眉を下げる)その、多分その人が馨。今生ではデザイナーやってて。けど、多分ナンパじゃないと思う。もし、そうだったら僕も許さないよ。僕は君を止めないし……僕もきっちりとお灸を据えるから安心してよ(今生では執着も独占欲も隠さない言葉を紡いでいくに従って不穏な笑みを見つめ返す表情は深い笑みを刻むが瞳は笑っていない)
■椿明稀彦 > 抱きた……そんな事もあったね、そーいえば。(何か思わぬ所を突かれたように、思わず視線を逸らしたりした。月斗と馨さんは可愛い子ちゃん同士の百合っぷるでいいと思うんだ、と電波めいたものが飛び交った。かもしれない。)ふふふ、百年以上ぶりの惚気を、御馳走様。どうっていうか、どうなんだろう……榛高さんは榛高さんで、可愛くて凛として格好良くて可愛いひと、なんですけど……って、また『さん付け』になってしまった。僕としては、呼び捨てで、昭彦、って呼んで欲しいんですけど、まだ何かお互い、呼び捨てに出来ない時が多くて……穂叢の事もかなり後まで「穂叢殿」って呼んでたし、嘉さんはずっと「嘉さん」だったし、……でもベッドの中だけ砕けた口調というのも、それはそれで良いかな、とか思ってしまったりですね……!!(惚気というか、もう馬鹿っぷる、というか只の馬鹿であった。嗚呼、とか本人的には苦悩しているらしく、途中から今生の素に近い口調になり)……押し付けたツケ、……まだ今生でも、業を背負うつもりなのか。駄目だよ、月斗。俺もさ、こんな何事ともなく幸せで良いんだろうか、とか言って、榛さんに叱られた。(叱られた、という表現も何だが)……今まで辛い思いした分、幸せにならなきゃ。大好きな人を幸せにして、幸せになって。(手を伸ばして、差し向かいに座る相手の肩を励ますように叩き)榛さんも僕も、今は東京での仕事が多いからね。式は……こっちに居るうちに挙げてしまおうかと、思ってたり、……まあ、詳しくは未定だけど。(決まったら連絡するよ、と照れ臭そうに頷いて)……馨さんには、……そういえば、フロントで僕の可愛い人をナンパしようとしてた、何処かのデザイナーが居たようだけど。(何処で聞いたのか、不意に、にっこりと、でも全く眼が笑ってない、不穏そのものの笑みを浮かべて言い)
■九条道明 > (源陰陽師とは直に逢った事はないためにそちらに似ているかどうかの判断はつかないが浮かべる表情に宇喜多ではないのだと実感をするが、同時にかつて見ていた癖があれば懐かしそうに瞳を細めて)シュンに煽られたってのもあるけど、可愛いって思わなかったら抱きたいとか俺は思わないけど?…――あぁ、うん。馨。今生でも会えた。また手を取って傍にいてくれている。今も昔も、俺たちは互いに互いを可愛いって想ってるんだ。だから抱きしめたいし抱きしめられたいし、食べたいというか噛みたいというかそんな衝動にも駆られる。(身を乗り出されれば一瞬悩む。けれども、相手が相手であるため特に遠慮はせずに幸せそうに笑み崩れた顔で言葉を紡ぐ。そして一度言葉を斬ってにっこりと笑いながらそっちも聞かせろと)で、そっちはどうなの?昔の紀谷さんは凛としてたけど、日下部陰陽師は可愛い感じだって聞いた事はあるんだけど…。(そして自分の今生に関してはやはり浮かぶの複雑そうな表情)――多分、橘の血縁以外のあれそれを藤原に託したというか押しつけたツケなのかもしれないとか考えてしまった。…――城沢さんと、ってなると…あぁ、うん。かなり、複雑になりそうだねぇ…。(同じように複雑そうな彼にはしみじみと深く頷いて返し)…そう言ってもらえると、嬉しい。――結婚。東国でッて…今生だと東京にでもいってやるの?もし、式とかするなら呼んでよ。多分、馨も紀谷さんとは仲良かったから祝福するんじゃないのかな?――無事に会えて、つかまえられておめでとう。(彼の表情に会えて心を通わせられたのだと伺い知れば自分の事の様に嬉しそうに笑う。前世ではかなりやきもきしたこともあるから、尚の事嬉しく感じる)
■椿明稀彦 > (睨む視線に、くすくすと悪びれぬ笑みを返す表情は、嘗ての宇喜多にはあまり似ていない、どちらかと言えば彼とは面識の無い侭だった陰陽師の方に近かったが。見たまま、と言われると、それはそれで照れ臭い気がして、鼻先を掻く仕草は昔のままで)いや、可愛いくなくて良いんだって……『特に近い人』って、馨さん? あのカード見て、俺を探す余裕があるって事は、きっと逢えたんだろうと心配してなかったけど。(相手の何やら微妙そうな表情に、詳しく聞かせろとばかりに身を乗り出して)小説家が妄想狂でも、別に問題無いから良いじゃないか。……九条、……ホント、何の因果なんだろう。俺も、平家の子孫とかに生まれなくて良かったや……あ、皓月様は別に良いんだけど、城沢さんとも親戚になっちゃうし。(今生、揚羽の家紋の一族に生まれていたら、と想像してやっぱり複雑そうな顔になりった。いきなりで、と謝る相手には、首を左右に振って)……謝る事なんて、何も無いよ。……逢えたよ、やっと。今は、とてもとても、すっごく、幸せ。…―――ずっと昔、約束したんだ。全ての業から解放されたら、一緒に東国へ行って、……結婚しよう、って。(ほんの少し照れ臭そうに、だが幸せそうに、誇らしげに唇を綻ばせて答え)
■九条道明 > (動揺を鎮める様にティーカップを手にとって口をつける。彼が他人事のように宇喜多を評すれば不安げに瞳が揺れるが、笑う彼と呼ばれた名に瞬く。そして軽く睨むも彼が宇喜多であると確認できた嬉しさは完全に隠しきれていない。かつての幼名で自分を呼ぶのは彼しかいなかったから)――俺は俺が見たままを書いてるんだ。それに、シュンも可愛かったから。さっき言った所だけじゃなく一途な所、情熱的な所も全部ひっくるめて…。というか、なんか俺…俺にとって特に近い人相手に同じようなやり取りしている気がする(相手も可愛かったのだと重ねて言えば、ふと葛岡や久隆とも同じようなやり取りをしていた事を思い出してしまって何とも言えない気持ちになって眉が下がり。懐かしいかつての名前を呼ぶ声自体は変わっても呼び方は変わらずに懐かしくも嬉しい気持ちになって柔らかく微笑む)そんな事言われたら、俺だって変な妄想狂になってしまう。――…今生での名前は九条道明なんだ。橘であった時を思えば藤原の家系に生まれ変わるのは何の因果か、って感じだけど(クスクスと笑いながらそう告げて、けれどもカードの事には嬉しい様な申し訳ない様なちょっと複雑な表情が浮かぶ)…けど、いきなりで、ごめん。今ここには懐かしい人が集っているみたいだから、逢えるかもしれないとは思っていたけど…その辺りは鈍感でちょっと不安だったんだ。で、聞きたい事だけど…その様子なら会えたんだね。今は幸せ?(彼の浮かべる表情は雑誌などで見るよりもずっと穏やかに見えて、愛しい人に会えたのだろうと判断して嬉しそうに微笑みながら言って)
■椿明稀彦 > さあ、どうでしょう……巡り合わせというものは、大概、色々な要因が複雑に絡み合っているものですから。(それが仕事を受けた理由か、と問うような相手の言葉には、そんな言葉を返して手にしたグラスを傾け)……貴方のお書きになる宇喜多は、どこか純粋で、子供のように無邪気で、それでいて面倒見が良くて……大変魅力的な人物だと思います。そういう面にスポットを当てている、というか、……可愛かったのは月斗だろう、(擽ったさを堪えて、涼しい顔で他人事のような評を述べていたものの、やっぱり、と昔の口調に戻った相手に、思わず小さく噴き出して笑い)……そうだよ。仕事で資料やら縁の品やらどっさり見せられて、ロケだ取材だで京都中連れ回されて、自分を宇喜多俊介の生まれ変わりだと信じ込んでしまった妄想狂でなければ、ね。……カードをありがとう、……此処に居るなら、きっと逢えると思ってた。(月斗、ともう一度、相手の古い名を懐かしそうに呼んで)
■九条道明 > (彼の否定がなければこちらも安心したように笑う。ボーイが会話の邪魔にならぬようにさりげなく頼んでいた紅茶を置いて)…――撮影所が京都だったから、ですか?(聞き様によっては京都でなければ…ともとれて緩く首を傾ける)…――そうですね。それでも貴方の宇喜多を見て、私は中から溢れるものを感じたのです(解釈に関しては頷く。記憶に在るそのままでなくとも、彼が宇喜多を演じるという事で何処かで共通する何かを見出してしまっていたのかもしれない。そして悪戯っぽい笑みと共に告げられた言葉にぎょっとした表情を浮かべて)…――シュンより椿さんの方が美形なのは確かなのは認めるよ。けど、シュンはシュンで可愛かった…じゃなくて、やっぱり椿さんがシュン?(ある程度予想はしていたとはいえ、ポンと提示された言葉の内容に軽く混乱したように言葉が零れる。そして余所行きの猫もすっかり剥げてしまって確認する様な問う様な目線を向けて)
■椿明稀彦 > (頷く相手に、記憶が合っていた事に安心したように笑いながら、確かめられる名前には軽く眼を細めるだけで肯定を示し)……ああ、あの映画は僕も、大変思い出深いです。ドラマもね、撮影所が京都だったので……(その頃から定宿にしているのだとか、そんな話をしていれば、相手の冗談めかした言葉に軽く眼を瞠って。それからすぐに、眼を細めて柔らかい微笑浮かべ)……それは光栄ですが、少し意外ですね。貴方の本は読ませて頂きましたが、貴方がお書きになる宇喜多の人物像は、あのドラマとも少し、解釈が違うように思えます……(そこで言葉を切ると、口元に悪戯っぽい笑みを穿き)……少なくとも、『今の僕』の方が美形だと思うんですが、如何でしょう。
■九条道明 > (許可を得られればほっとしたような嬉しそうな微笑みを向けて、有難うございます、と礼を言って勧められた目の前の席へ。世間話にはこちらも頷き相槌をうつなどして乗りながら、彼が自分の顔を知っていた事を知って驚きにこちらも瞬く。けれど、そう言えば初期の頃に作品に気ねいが乗っていた事を思い出して納得して頷く)…――はい。立花の名前で小説を書かせて頂いてます。貴方は椿明稀彦さんですね。「陰陽師!」の映画を大変楽しんで拝見させていただきました。……実は10年前に貴方の宇喜多俊介を見たのがきっかけで小説を書き始めたんですよ。(柔らかく笑いながら最後の言葉はどこか冗談めいて伝えて。けれど、彼の宇喜多を見て溢れそうになるものをとどめる様に書き始めたのがきっかけであるのは確かで)
■椿明稀彦 > (余りに真剣に液晶画面を睨みすぎて、足を止めた相手にも気付いていなかった。声を掛けられて漸く気付いたように、画面から顔を上げ)……ええ、どうぞ。丁度一人で、退屈していた所ですよ。(直ぐに何気ない仕草でスマートフォンをしまい、目の前の席を勧める。今夜も冷えますね、などと如才なく世間話を振りながら、相手の顔を見て、面識があったかどうか記憶を探り)嗚呼、……失礼ですが、小説家の立花先生じゃありませんか?(彼の著作に近影が載っていたか、知り合いの脚本家が個人的に見せてくれた写真だったか何かで見たような気がする相手の顔を見返して、軽く瞬き)
■九条道明 > (部屋で一人、ぼんやりとしている気分にもなれなくてサロンへと降りてくる。中へ入ると傍に来たボーイには紅茶と適当につまむ物を頼んで適当に空いている席を探してふらりと進んでいって。そこに何やら真剣な表情で考えている、一度話してみたいと思っていた人がいて思わず足が止まる。恋人へのメール内容を真剣に考えているなど露知らず、凄みすら覚えるその表情に声をかけてもいいのか迷う。しばし彼を見ながら迷っていたのだがいつまでも立っていられないと、一度息を吐いてからからそちらへと近づいていって)…――こんばんは、相席宜しいですか?(そう余所行きの笑顔を作りながら声をかけてみる)
■椿明稀彦 > (『ただいま』と打ったまでは良かったが。暫く考え込んでから、指を動かす。『愛してます』『逢いたい』……表示させては、いやこれでは催促しているようだし、と消してやり直す。『一日離れていただけで、』……打っている内に逢いたくて堪らなくなって、酷くなりそうだったのでそれも消す。『昨日は東京で仕事だったので、実家に寄って来ました。父には「好きにしろ」と言われました。父にしてみれば、最大限の譲歩だと思います。』メールで済ませるには、事務的過ぎるだろうか。しかし心配していた彼には早く知らせた方が良い気もする。もう一度消して、次。『今朝は10年以上ぶりに、自分でパンと卵とベーコンを焼きました。焦がしました。』日記か。心の中で呟いて、文字を一文字ずつ消していった。――色々と、拗らせている感が酷い)
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」に九条道明さんが現れました。
■椿明稀彦 > (一人サロンへと現れると、ボーイに辛口のシャンパンを、と頼んで空いた席に陣取る。定宿としているこのホテルの中では特に顔を隠す事もせず、普通の客と同じように、最上級の持て成しを受けられるのが快適だった。生ハムとキャビアを乗せたクラッカーをつまみながら、シャンパンのグラスを傾け、徐にスーツの内ポケットからスマートフォンを取り出した。それから、何やら真剣な表情で考え込む。怜悧な横顔は、何か怒っているようにすら見える凄味を帯びて、端からは近寄りがたい印象を与えるだろう…――しかしその悩み事は、『恋人への初メールを何と送るか』、という、極めて平和かつ個人的なものであったりした)
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」に椿明稀彦さんが現れました。
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」から九条道明さんが去りました。
ご案内:「ホテル「シャレード倶楽部」-クラブサロン」から槇広瀬さんが去りました。
九条道明 > (後ほどとの言葉に頷いて)…あまり、聞いても俺たちの間のは面白くないと思うけど?(今度彼から聞き出すと言われれば軽く肩が震えてかつての口調でついぽそっと。そして、川上の事はその状況は他人事ではなく、もしそれが近衛だと知れば藤原って…という気分になれたかもしれない。胸を押さえる彼につられるように胸に手を当てて頷く)確かに、満たされたよ。暖かな何かが、胸をかきむしりたくなるような衝動が満ちたね。(彼の言葉に慌てて自分も立ち上がる。)こんな時間か…確かに早いね。また機会があれば、ね。(どうするのかとの問いに自分も戻ると告げて、共に客室へと向かう。つきぬ話を、懐かしい話をしながら)