
巨大かまどが並ぶ広さ二十畳ほどの台所。
百人余の隊士の食事は、隊士見習いがすべて賄う。
四斗樽に入れた米を杈で研ぎ、百匹の秋刀魚を七輪(かんてき)でのべつまくなく焼く。土付き野菜の笊が所狭しと並び、一日中包丁の音と煮炊きの煙が立ち上ぼり、勝手口の外から薪を割る音が響く。
調練場より戦場の様相を呈している。
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参加者(0):ROM(1)
Time:01:44:13 更新
ご案内:「屯所―主屋 台所」から門脇泉助さんが去りました。
■門脇泉助 > (夜食らしからぬ量を平らげ、ご馳走さん、と言って立ち上がればまた立ち眩み。大柄なため、二人くらいの隊士に支えられつつ私室まで戻ってゆく)
■門脇泉助 > (蕎麦を一杯食べ終わるとお替わりして、蕎麦が出来る合間にかやくご飯の握り飯と、ほうれん草の味噌汁を頂く。食欲は旺盛だが、血色は変わらずに悪い)――畜生め、なんだってこんな、……ああ、そうなのか? (何か思い立ったように緩く顎を浮かせる。其の儘双眸細めて中空を見てから眉を下げて笑い)
■門脇泉助 > (夜食担当だった何人かが十番隊の隊士達で、隊長が入ってくるとびくう、と背を慄かせ、その後わらわらと世話をして呉れる。口々に大丈夫ですか、等と訊ねられ、首が固定されて動かない頭を無理矢理動かして頷いたりして、痛ェ、と。傷口が塞がっていないのか、包帯に微かに血が滲んでいる。)――嗚呼、気が利くな……(鰊の甘露煮は乗っていないが、温かい蕎麦が出てくると、流石に表情が綻んで)
■門脇泉助 > (防寒に半纏を着込んで私室の方から騒々しく歩んでくる気配。あっちこっち、ふらふらして、すれ違う隊士すれ違う隊士に支えられながら、漸く台所へと辿り着いて)――すまん、なんか食いモン――、人払いしちまった所為か目ェ覚めて腹減っても全く動けんで、(口調は笑い話のそれ。ムチ打ちかという程、首に包帯を巻いている。其の所為かほかの事由か、顔色があまりよくない)
ご案内:「屯所―主屋 台所」に門脇泉助さんが現れました。
ご案内:「屯所―主屋 台所」から紀谷嘉邦さんが去りました。
■紀谷嘉邦 > ………迷ってる場合じゃない、…(炎に話しかけるように、ぽつりと。膝に手をついて立ち上がり、沸かした湯で熱い茶を入れ。熱々の湯のみの縁をもって口をつけて一口啜り)……―――毒は入ってねえな。(毒の確認をしてから、一先ず湯のみを置いておいて、鍋をきれいに片づける。退室の前には台帳にきちんと記入をして、湯のみを片手に自室へ)
■紀谷嘉邦 > (水面がふつふつと揺れるのを見るともなしに見下ろして、暫しの時を過ごす。ふと、視線を入口へ。誰も居ない。確認してから、しゃがみ込む。打刀の鞘が地面に擦れそうになるのを掌で制して、脚を折ると、視線の先には薪を食いつぶす紅い炎がゆらめいて)
■紀谷嘉邦 > (事件の所為か、たんに深夜であるからか、台所はひっそりとしている。入口近くの台帳に目を留めて、暫し見詰めた後で、記憶にあるおおよその時刻と名を記し。鍋で湯を沸かそうと一人勝手に火を起こして、ぼんやりと佇み)
ご案内:「屯所―主屋 台所」に紀谷嘉邦さんが現れました。
ご案内:「屯所―主屋 台所」から藤堂幸之助さんが去りました。
ご案内:「屯所―主屋 台所」から葛岡馨さんが去りました。
■藤堂幸之助 > (お盆に載せられる謎の包みに興味を引かれながら、行きますか?との言葉に意識を相手へと戻して)――行きましょう。(満面のその笑みにこちらもさらに笑みが深くなりながら頷いて蔦岡の後について部屋へと向かう)
■葛岡馨 > いいえ、どういたしまして。(相手の表情の変化にこちらも嬉しくなり、また納得のいく返事がもらえた事で満足そうな笑みを浮かべる。その様子を微笑ましげに見ていた隊士に)あ、お願いしていた物と、あとお盆もいただけます?(と声をかけ、出て来たお盆とその上に乗った謎の包みの横に持っていたお茶一式を置いて、そのお盆を持つと)…では、行きますか?(にっこり、満面の笑みを浮かべながら、自分の部屋へと先導して行くだろう)
■藤堂幸之助 > ――蔦岡さん、有難う。(瞳を伏せたままじっと相手の言葉を待ち、楽しみにしていた、と聞ければさっきまでの表情が嘘のように嬉しそうに笑う)…まぁ、よっぽど無茶して動かさなければ、大丈夫。それに、ちゃんと腕がやばそうだったらいいますよ。(嬉しそうな様子で言いながら頷く。そして、ふっと手が軽くなり相手の手の中にあるお茶一式を見れば、本来自分が持つ者なために申し訳なくも、やはりありがたく軽く頭を下げて)――有難うございます。
■葛岡馨 > (身長はさほど変わりはしないが、相手のその表情と反応に何故か子犬を思い出し、う、と一瞬言葉に詰まってから)…勿論、私も楽しみにしていましたので、来ていただけると嬉しいですけど…(でも心配なんですよね…と呟く。人より若干心配性だとは自覚しているが、怪我となれば特にで。ううん…と悩んだ後に)返しはしませんが、もし腕の調子が悪くなったら、ちゃんと言って下さいね?(言ってもらえれば薬を持ってくるなりなんなり、何かする事はできるはず、と考え念を押す)あ、あと、こちらも…私に持たせて下さい。(そう言って片手で持っていた御茶と急須を、拒まれなければ自分が持つつもりで手を出す)
■藤堂幸之助 > (しっかりとした足取りで相手の傍へと寄って、心配は不要と伝える様に笑顔を向ける)安静は…昼間にしっかりしました。先生連れて戻ってから、薬飲まされて寝ちゃいましたからこうしてピンピンしてます。それに…(瞳を軽く伏せて寂しそうな表情を作り)俺、蔦岡さんとゆっくりするの楽しみしてたので、このまま返されると、寂しいです。
■葛岡馨 > (返って来た返答に申し訳ないとは思いつつも)そうですか…?それならよかったです…(相手の怒っては居ない様子に、ほ、と安堵の吐息を漏らす。しかし腕の話題を思い出し)あ、でも、腕は良くありません。安静にはしていなくても大丈夫なんですか?(命に別状無かろうとも怪我は怪我。そんな時に自分の部屋などに来ても平気なのだろうか?と、先ほどよりも更に曇った顔で)
■藤堂幸之助 > (見習いの隊士が豆大福の数を見たのか、気を利かせて二人分の御茶と急須の用意をしてくれ、こちらの腕を気遣ってか「運ぼうか?」とまで申し出てくれてくれる)――大丈夫、大丈夫。これくらいなら片手でいけるって(笑いながら軽くいって、そうこうしていると入口から駆け込む姿が見え、軽く礼をして)いえいえ。そう待っていませんから、お気になさらず(忙しかったのだろうな、と軽く首を横に振る。そして、相手の目が曇る様子に少しばつの悪そうな表情を浮かべつつ軽く頬を指先で書いて)ありがとうございます。…この通り命に別条はありませんよ。ちょいと、数日不自由な思いする程度です。
■葛岡馨 > (ぱたぱたと軽く通路を走る音がしたかと思うと、台所の入り口から駆け込んでき)は…あ、藤堂さん!時間を遅らせて貰った上に、遅れてしまって、すみません…(屯所内を急げるギリギリの早さで、かなりの距離を急いだせいで、戸口に手をつき息を若干乱しつつ。一息ついて顔を上げ、ふとその右腕が目に入ると眉を寄せつつ)…あ、そうでした…お怪我、大丈夫ですか…?
ご案内:「屯所―主屋 台所」に葛岡馨さんが現れました。
■藤堂幸之助 > (治療されはしたものの無理はするな、とくれぐれも言い含められた右腕。貰った痛み止めの御蔭もあって今は痛みを感じないが、動かすと傷口が開きかねないので動かす事が出来ない。ひょっこりと顔を出したいつもであれば戦場のごとき台所も、この時間になれば流石に落ち着きも見せている。顔見知りの見習い隊士に軽くあいさつしつつ、中を見て)――あれ?(待ち人の姿を見つけられずに軽く首を傾けながら)あ、ごめん。二人分のお茶もらってもいい?(そう、近くにいた見習い隊士に声をかけながら、自分は勝手知ったるなんとやらとばかりに左手に持った袋の中に入っていた豆大福を一つずつ皿に入れる)
ご案内:「屯所―主屋 台所」に藤堂幸之助さんが現れました。