主屋の南中央に位置する副長の私室。
二十畳。
吉野窓の向こうを中庭の紅葉が彩る。
局長や副長同志の密談、隊士への指示、監察方との打ち合わせ、事務仕事等に使われる。
局長・副長・隊長は屯所外に私邸を持つことが許されているため、仕事場と住居を分ける場合も有る。

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Time:01:25:30 更新


ご案内:「屯所―主屋 副長室」から丹村春馬さんが去りました。 (11/30-02:00:55)
丹村春馬 > (足音が遠ざかるまでの間に乱れた着物を正していたが、冷気が両頬を刺して熱を持っているのに気付いた。痛ェ、と言いながら並んだ打刀達を元のように仕舞う為に手を伸ばし)……これで、良かったかァ…?(ぽつりと虚空に呟いた声は、手元の打刀に向けて。やがて大儀そうに障子戸が閉められた) (11/30-02:00:30)
ご案内:「屯所―主屋 副長室」から宇喜多俊介さんが去りました。 (11/30-01:50:29)
宇喜多俊介 > (気に入らなければ、という皮肉げな相手の顔に、呆れ顔で)あのねえ……「和さんと遼さんの指揮は良いけど、春さんの指揮は嫌だ、壱番隊を振り分けないでくれ」、なんて言ったら、久々に雄さんの拳骨が舞うに決まってるでしょうが。(どう聞いても子供の我が侭である)……嗚呼、それは、考えておきます。(自分が副長になれば、と言うのには、それは局長が決める事だから、只笑って肩を竦める。殺す前に殺されないで下さい、なんて言えば、まるで無事を祈っているようだから、口にしなかった。翌日、副長室で取っ組み合いの大喧嘩をしたとか、そんな話が隊内で噂になったかもしれないが、男も気に留めた様子もなく、また戦場で死神の如き剣を振るうのだろう) (11/30-01:49:58)
丹村春馬 > (彼がどう取ろうと真実なんてどこにもないと思えばこそ、返す言葉も無くただ身構えるのを止めた。副長の話に、それこそ皮肉気な顔になると)副長はあと2人いるぜェ?……それでも気に入らなきゃ、いつでも副長になりに来い(何処までも言葉尻は軽く、含むところなぞない調子。大人気、と聞いて相手の顔をちらと見返すと)――アァ、そんなかでもおめぇほど熱烈に俺を求めてくれる奴は他に居ねェだろうからなァ、せいぜい大事にすらぁ(下がるとの声に頷いて返し、襟を正す。退室して行くのなら止めもしないだろうし、また明朝には常と変わらぬ様子で会うのだろう。横目で去るのを見送って) (11/30-01:37:25)
宇喜多俊介 > それは話半分に聞いておきますよ。何しろ、「斬られる可能性が極めて少ない」場所で逢おうと言ったのは貴方ですし。(前世の記憶が完全に蘇ってから、時折嫌味の混じる言動であった)……萩の左京大夫の事も、鬼の眷属も、「何でそうしたか」「どう思ってたか」聞いたからって、納得出来るとも思えない。(殴り合っても理解し合えなかっただろうと、肩を竦め)……あのねえ。自分の立場を何だと思ってるんです。アンタは副長、俺は只の隊長。預けたくないっつっても、局長が居ない時に指揮を執るのはアンタでしょうが。(返った答えには、不服そうに「じゃあ局長に言っといて下さいよ」とか何とか言う。剣を手にしていなくとも、男の纏う気配は戦場のそれだ。相手の返答に僅かな間があった事には気付いたが、それに言及する事はなく)そうですね……次にまた間者が入り込んで、隊士を狙う闇討ちがあったら、『夜道にお気をつけて』。(何しろ鬼にも間者にも大人気の副長ですし、と御丁寧に闇討ち宣言までして。居住まいを正し、では失礼致しますと暇を乞い) (11/30-01:28:15)
丹村春馬 > ま、てめぇ相手だけじゃあねぇ、ちょっとした嫌がらせをいくつか仕込んで死ぬのも良いか、たァ思っちゃあいたがてめぇの話聞いてたらわざわざ死ぬのが馬鹿らしくなったってェのが一番だァな。馬鹿のひとっつ覚えみてぇに大昔の事ひっぱりだして来やがって、なのに何でそうしたかも、どう思ってたかも、何が起こったかも興味はねぇ、ただ恨んでる、じゃあなァ――そりゃ、俺が嫌いなだけだって言われた方がしっくりくらぁ。……だァら、許して欲しくもねぇよ。それに命なんざ勝手に人に預けンな、てめぇのケツなんざてめぇで拭いてろ。―…(踏みにじる事を何とも思わない、との声に、視線が泳ぐ。だがそれで動揺するのも傷ついて見せるのも、相応しくないと思えば、一瞬後には一層不敵に鼻で笑って返し)そりゃあ良い、てめぇの太刀筋も狂う事があるってェ事が証明される日ィを楽しみにしてらァ (11/30-01:11:02)
宇喜多俊介 > (皮肉げに復唱される言葉には、きつく唇を引き結ぶだけで答えず。続く言葉も、激昂する事無く、黙って耳を傾け)……目的があれば、どんな手でも使うか。……確かに、アンタは立派だよ、丹村副長。(それだけは嫌味でなく、真剣に答えを返した。覚悟が違うと言われて反論出来ない位には、前世の己が持っていたような、何を犠牲にしても成し遂げようという「目的」意識が無かったのも知っていたから。だが、己にも譲れぬものはある)……それでも、俺は貴方を一生許さない。目的の為なら、必死なら、信頼を踏み躙る事など何とも思わないと公言する人に、俺の命も部下の命も預けられない。(目的があったから、騙したけど許せ、なんて言われて許せる訳がないだろうと、戦意を失わぬままの瞳を向けて)……この部屋で貴方を斬るような、馬鹿な真似はしません。……戦場で壱番隊が近くに居る時は、気を付けて下さいね。俺が『間違って』、貴方を斬ってしまわないように。 (11/30-01:00:55)
丹村春馬 > (要は自らも、前世で引いたと勝手に思っている貧乏くじを相手に引かせようとしているだけで、殆どが八つ当たりのようなものだ。それでも不機嫌そうにその声を聞いては小さく舌打ちを返し)わかってる、ねぇ…(皮肉気に復唱するが、これは自分の口出しする事ではないとそれ以上は言わず。激昂の次に泣きそうにすら見える彼を、眇めた目で見やり)つまり、そういう事だァな。――弱ェモン、か…よく言う。本当に弱ェ奴ァな、面と向かって罵倒したりしねンだよ。俺ァ目的がありゃあそうなるようにどんな手ェでも使うし、話が上手く転ぶように誘導だってすらァ――必死だからな。それで恨まれても仕方ねェと思う程度には、てめぇとは覚悟が違ンだよ(彼の自嘲を鼻で笑い、吐き捨てるように言った)――俺ァ透流は嫌いじゃあねぇが、てめぇは大ッ嫌いだ宇喜多。てめぇは生まれ変わってまで見つけてくれる惚れ合った奴が居て、しょげてるのに気付いて構い倒してくれる奴らが居て、恨んだら恨まれてくれる俺が居てよ、その上鬼にまでなれてよ。――何でも持ってるてめぇに、何でナンも持ってねぇ俺が大人しく殺されてやらなきゃなんねぇんだよ。 (11/30-00:46:07)
宇喜多俊介 > ……『あの時』が透流の事なら、言いたい事は無い、その通りだ。俺は馬鹿だったし、だから失敗した。…――それが何だってンだよ。ああもう、馬鹿で悪かったな、アンタの理屈がさっぱり分からねえ!!(己の都合は関係ないと言うなら、己だって相手の都合とか帳尻とか分からぬ、と怒りというより途方に暮れたような顔になるものの、幼馴染みの事を言われるのには、明らかに動揺したように顔を顰め)……月斗の事は、っ、……分かってるよ、あいつは何も悪くない、……ンな事ァ、俺が一番良く分かってる、アンタにどうこう言われる事じゃねェ!(分かっている、分かっているけれど、彼を撃ったのはその幼馴染みなのだ。腹の内に抱える様々な感情が溢れ出しそうになって、だがもうみっともない真似はすまいと、必死に唇を噛み)……つまり、俺に斬られた時に備えて、意趣返しの為に根回しをしておいた、と? でもって、こんな開けた場所に呼び出して、「俺を斬らねぇのか?」だと? …――弱ェモン嬲って愉しいかよ。(それが相手の本当の狙いなら、楽にして欲しいのかと思ったなど、確かに己は甘かったと、自嘲の笑みを浮かべ) (11/30-00:34:53)
丹村春馬 > 開けたトコじゃあねぇと無かった事にされるかもしれねぇだろ?生まれなおしてンだ、少しは学べ!(重みが消えた瞬間身を起こし、両足の裏を畳について、立ち上がる構え。ひたと相手を見据えて)だァらてめぇの都合なんざ関係ねェっつってんだろ!――どいつもこいつも勝手に俺に任せやがって、帳尻合わせて生きて行くのがどんなに大変か。あん時てめぇが「正直な事を言ったから正直に答えてくれる」なんてェ馬鹿みてぇな夢見てッから、こうなってんだ気付け!人のせいにばっかりしてんじゃあねぇよ、少しも悪くねェのにてめぇが一番悪いって顔してる幼馴染泣かせてよォ!――おめェにも残される気持ち、存分に味合わせてやろうってンじゃあねぇか(ひたと相手の動きを見据え、不意をつかれないようにしたまま立ち上がる。親指で鼻血を拭い)――結論は今てめぇが言った通りだ。俺ァ万一てめぇに切られたら、てめぇに全部押し付けて先に地獄で待っててやるが、死のうとァしてねェだろ、てめぇが殺すって言い張ってるだけだろうが!「てめぇが何も為せなかった言い訳作りのため」にナァ! (11/30-00:14:04)
宇喜多俊介 > 知るかよ。大体、”こんな開けたトコ”に呼び出したのは手前ェの方だろうが……!(障子も開けっ放しで、先程から続く怒号に誰が来るとも分からぬ。だが今更、何も聞かずにこの場で斬り殺して終われる筈もなく。私闘で己が罰せられる事への配慮までは予想していたものの、続く言葉には不可解そうに動きを止めた。その隙に、鳩尾に拳を入れられて、相手の腹の上から転げ落ち、素早く畳の上に半回転して相手へと向き直り)勝手な事言ってンじゃねえ、何も言わずに俺に手前ェを殺させといて、いつ死ねるか分かンねえ俺に、約束だの背負ってるものだの何だの、全部負わせて? それで手前ェは一人、地獄行きかよ。ふざけンじゃねえぞ!!(その方が余程納得が行かない、とばかり怒りに任せて声を上げる。だが、自分はどうなのだと言われると、一瞬、言葉に詰まり)……嗚呼、そうだよ。月斗や芳野さんや、泉助さん、……それから「鬼を討つ」使命を帯びたアンタの為に、俺は何も出来なかった、手前ェの事で手一杯だったさ。だから何だ、言いたい事あるならぶつけて死ね、勝手に死のうとしてンじゃねえ! (11/29-23:59:31)
丹村春馬 > 長門さんにゃあ、「俺が死んだら」頼むっつったのによォ、――てめぇが、こんなひらっけたトコで俺を殺るだろォ?したらよ、てめぇは切腹か、切られるか、―それで鬼サンが死ねるとも思えねェが、手打ちにナンだろ?ンなの、俺の気ィが済まねェ、てめぇの恨みなんざ知らねェよ、関係ねぇ――あぁ言っておけば俺は「切腹」、てめぇはめでたく次の副長だァ、――本当は、そう、頼んでる。したらよ、もう逃げられねェ、「俺が背負ってるモン」全部てめぇに預けてやんよ、約束もナンも、ぜぇんぶなァ…!(言葉の合間に拳が頬骨を打ち、一度言葉が不明瞭になる。相対する顔は、その「死んでから起こるはずだった」「覚悟した相手が感じるはずだった」驚きを、夢想するようにとても楽しげに言葉を続け。が、すと表情を改めると、体の上の男を振り落とそうと身を捩る。最寄の鳩尾に拳を打ち上げて)――俺にナンだと偉そうに言うがナァ、じゃあてめぇは一体何したッてェんだ!宇喜多ァ!てめぇがやったのなんざぁ、惚れた男に振られてしょげて、何百年も前の他人の褌で恨み言謳って八つ当たりしただけだろうがよ! (11/29-23:44:54)
宇喜多俊介 > (畳の上に倒れ込んだ相手に、容赦なく追撃を浴びせんとその鳩尾に拳を叩き付け)……何が可笑しい、……あァ? じゃあ何のつもりだ、言ってみやがれ、……(そう、確かに、嘗ての己は「甘かった」。怒りを隠しきれない表情で、眉を寄せる。手追いの獣を相手にする慎重さと、怒りに我を忘れ、目の前の敵を叩きのめせと騒ぐ本能が鬩ぎ合い)……じゃあ何だ、殊勝な態度でゴメンナサイすりゃァ、俺が剣を引くとでも思ったか? 手前ェは、『何度生まれ変わっても』意気地無しの臆病者だ……女殺すような奴に切腹の名誉なんざやれるか、苦しんで血ィ吐いて、のたうち回って死ね!(言い募る内に怒りを押さえ切れなくなったのか、倒れた相手の上に馬乗りになって、真上から頬に拳を叩き付けようと) (11/29-23:34:53)
丹村春馬 > …ッ!(長門局長との話が彼の耳にまで届いていたと知った瞬間に詰まる距離。身構えかけるが、姿勢も変えず、脳を揺らすような拳を勢いそのままに顎に受けた。骨と骨がぶつかる鈍い音と同時に、したたかに打ち据えられて顔が歪み、痛覚が突き抜ける。姿勢を崩して倒れこみ、咄嗟に畳に両手をつくと、一拍遅れて鼻の奥から血が流れ出た。だが、怒号を聞いたその瞬間、明らかに嬉しそうに、目を細め)ッグ…ゥ、ッ!…っく、は……はっ、はは…っ、馬鹿だナァ、おめぇ、相変わらず、甘ェ!あれが、俺が…楽になりてぇと思って言ったと思ってンのかァ…?…――俺ァ死にたくねェよ、そう何べんも言ってンだろ。てめぇに恨まれようが、誰に呪われようが、生きていてぇ――、ほんっと、馬っ鹿、正直だナァ!(口の端も切れたらしい。血の味の滲む口内、唾は飲み下して、彼を見上げた) (11/29-23:21:56)
宇喜多俊介 > 伝言、伝えましたから。後は代わりに殴っとくだけですね。…――巫山戯んじゃねェですよ。(にっこり、と称しても言いような。朗らかな、と呼んで良いような笑みを浮かべて、腹の底から怒りに満ちた低い声が唇から漏れ)――許さないと言ったでしょう。斬りに来たに決まってます、だがそう簡単に楽になれると思ってンじゃねえぞ、この軟弱者が。(己を省みる事は省みる。過ちは過ちと認める。だが、許さないと言った事は許さないし、千年持ち越した怨念を一太刀で送る事など出来る筈も無かった)……何が『楽にしてくれた奴ァ恩人だ、良くしてくれやってくれ』だァ? 寝言は寝てから言えってンだ、このクソ野郎!(剣を持っていなくとも、その言葉は明らかに、戦の最中の「剣を持つと別人」の顔。右手の拳を真っ直ぐに相手の顎目掛けて繰り出し、力一杯殴り倒さんと) (11/29-23:09:19)
丹村春馬 > ――…(彼の言葉、そして様子に達観した様子が滲むのに、少しばかりの苦笑いを浮かべる。目を一瞬伏せて、芳野からの伝言を聞き、今度こそ明らかに表情に困ったように、眉を下げた)……それは、どう解釈すりゃあ良いんだろうかなァ……、だが、分かった。――誰でも一人は怖ェさ、それを免罪符にするつもりはねェよ。…伝言、ありがとよ(随分と好意的にまとめてくれたものだと、最後に礼を付け加え。それから、で、と言葉を継いで)――俺を斬らねぇのか?…折角、色々準備してきたってのによ。おめェがそんなじゃあ、根回しが無駄になンだがなぁ…… (11/29-23:00:46)
宇喜多俊介 > ……斬るべきものの分からぬ刀など、子供の遊びでしょう。(浅はかだったと、己を恥じる気持ちもある。だが、過ちを繰り返すとしても、それに怯えて刃を丸め、閉じ籠もってなど居られぬと、ただ前だけを見据え)……もう一つは、芳野さんからの伝言です。『一人になることの怖さを知っているのが自分だけだと思っているなら大間違いだ』と。……その他の事は、不問に付す、という事みたいですよ。(後半は意訳だ、と言いたげに、口元だけ小さく笑い) (11/29-22:51:53)
丹村春馬 > そうだな、―…おめぇはいつでも刀みてぇな奴だったよ。光ってて、まっすぐでよ。触ると、スパッと行くしなァ。――そうか(許さない、にはそうしろともそうだろう、とも言えるはずがない。詫びも何も必要としていない事だろうと思うから、ただ頷いただけで)―…もう一つは? (11/29-22:44:09)
宇喜多俊介 > ……あの時から、色々ありましたから。(戦場だろうが所構わず喰ってかかりそうだったあの時の事は、今思い出すと恥ずかしい。相手の言葉には、小さく笑って)これでも剣客です。……春さんが初めてうちの道場に来た日から、ずっと。(長門局長の一番弟子だと、そう自負している。故に、彼と同じく城沢派であった紀谷氏が託したという刀も、己が口を挟むべきものではないと、弁えており)……用件は二つ。一つは、誰が何と言おうが、俺は貴方を決して許さない。 (11/29-22:34:21)
丹村春馬 > (返された声に意外そうに瞬きをして)――ン、あん時のおめぇの剣幕じゃあ、俺がこいつらァ持ってンのも許せねェって怒っかと思ったがなァ、……良いツラなったなァ、おめぇ(余計な事だったな、といずれも膝の脇に大事そうに置きなおす。改めて互いの間には物がなくなり。居住まいを正す様子を追いつつ、話し出すのを待って) (11/29-22:25:32)
宇喜多俊介 > (数日前、「ツラ貸して下さい」と言い放った時よりも、幾分か年を取ったような、覚悟と決意を滲ませる表情だったかもしれない)……そうですか。ならこれは、門脇さんと貴方と、三波さんと、……穂叢に纏わるものだ。俺には関係ありません。(只、鬼を討つ力を持つ剣と聞いて「見てみたかった」ものではある為に、手は伸ばさぬものの、興味深そうに一瞥を向けてから、相手へと向き直り) (11/29-22:19:59)
丹村春馬 > (普段よりもずっと大人びて聞こえる声色に、過去を思い出すような懐かしげな色を滲ませる。決して多く言葉を交わしたわけではないが、それでも彼が旧知の人であると再認識するような。向けられた問いにちょっと肩を竦めると)さァな、俺ァもうこいつと「繋がって」ねェ。鬼ィ斬る力は俺にゃあねぇし、「人」に当てようとすりゃ自ら逸れるってェ代物だったが、――もうそんな元気もなかろうさ。「昔から伝わる神器」だろうが、今ァもうただの古い刀だァ。ばっさり行けるんじゃあねぇか? (11/29-22:07:30)
宇喜多俊介 > 別に殊勝じゃありませんよ。俺は、どんな理由であれ、貴方が時間をくれた事には感謝している。純然たる事実です。(その口調は、常の宇喜多ののんびりぼんやりしたものよりは、千年前に死んだ陰陽師のものに近かったかもしれない。要は、少しの嫌味が混じり)………あの、春さん。素朴な疑問なんですが、『草薙の剣』で貴方を斬ったら、どうなるんです?(鬼斬りの剣を、鬼が別の鬼の眷属に振るってどうなるのだと、問いに答えるより先、疑問の眼を向け) (11/29-22:00:52)
丹村春馬 > ……あー…そういう殊勝なのいらねェよ、俺ァ(向けられる四角四面の挨拶に辟易したように一瞬眉を顰め。刀を認めた後、上げられた目と視線が合うと、目を細めて返した。刀は丹村の手前より、打刀と脇差、そして古めかしい握りの刀で)――そっちは昼間ァ届いた、紀谷のモンだァ。で、こいつは――門脇から預かった、ま、ナンだ、『草薙の剣』ってェやつだなァ。使いたくなったら、いつでもどれでも、好きにしろ(と、言い置いてから、改めて腕を組み、両袖に手を突っ込んで向き直る)――、で、用ってナンだ? (11/29-21:54:13)
宇喜多俊介 > (いかにも大儀そうな仕草でありながら、正座する相手の仕草に黙したまま小さく口許緩めると、示される相手の正面に正座し)……はい。まずは御時間を取って頂き、ありがとう存じます。(一礼して顔を上げると、目の前に置かれた三振りの刀を見つめ、問うような視線を向け) (11/29-21:45:20)
丹村春馬 > (遠くから規則正しい足音が聞こえてくるとゆっくりと身を起した。廊下から声がすれば、そちらを向いてちらと頷き返す。いかにも大儀そうな調子で座りなおしながら)おう、ご苦労だったァな――座るかァ?(畳みに直に正座した丹村の正面には刀が3口、更にその正面を顎で示しながら声を向ける。気構えの無い調子、気にするこたぁねぇと声を続けて) (11/29-21:40:28)
宇喜多俊介 > (伝令に遅れること十数分、慌ただしい足音と共に副長室を訪れ)丹村副長。壱番隊隊長宇喜多俊介、只今参上致しました。戦の為とはいえ遅参の儀、誠に申し訳ありません。(まず一礼してから、室内へと脚を踏み入れる。戦場からそのままの出で立ちだが、返り血は殆ど浴びておらず、常のように太刀と脇差しを腰に帯びている) (11/29-21:35:03)
ご案内:「屯所―主屋 副長室」に宇喜多俊介さんが現れました。 (11/29-21:30:52)
丹村春馬 > (副長室の障子は全て開け放たれ、訪ねさえすれば屋内は用意に覗けるだろう。夜風が吹き込み刺すような冷気の中、火を起すでない火鉢は部屋の隅に追いやられ、部屋の主は行灯の明かりの横であぐらをかいている。背を丸めて片膝の上に頬肘をつき、思案気に見つめる先には三口の刀。打刀と脇差、そして古めかしい握りの刀。背後に置いてある自身の両腰とは別の、鞘に包まれた長物はいずれも人に託されたもので)……(通りすがりの隊士の伝言に、おう、と気のない返事を返した) (11/29-21:15:37)