柿葺(こけらぶき)入母屋風の屋根の妻を正面に向け、左方に入り込んだ土間庇を形成し、『無明』の額をかかげた外観は、端正。
吉野窓、斜めの壁と中柱の構え等随所にも工夫がこらされ、此処では静謐が時を支配する。







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参加者(0):ROM(1)
Time:01:40:41 更新


ご案内:「屯所―茶室」から紀谷嘉邦さんが去りました。 (11/21-00:55:49)
ご案内:「屯所―茶室」から宇喜多俊介さんが去りました。 (11/21-00:55:13)
紀谷嘉邦 > (相手が頭を振る仕草を視界の隅に捉えると、茶碗から顔を上げてばつが悪そうに苦笑する。相手の部屋へ行くことを承諾する意味で一つ頷くと、相手に続いて立ち上がる。案内に従い茶室を出て、共に部屋へ向かおうと) (11/21-00:54:34)
宇喜多俊介 > (御免、と告げられた短い言葉は、全ての終わりみたいに聞こえて、今度こそ泣いてしまいそうだった。謝らないで、と言うように、俯いて頭を左右に振り。このまま逃げ出してしまいたい、と立ち上がりかけた瞬間、聞こえた声に戸惑うように顔を上げ)……嘉さん?(相手の反応に、涙も引っ込んで、相手の様子を見つめたまま、瞬きを繰り返し)……ん、……良いよ、俺の部屋行く?(案内しようと立ち上がると、干菓子を元の、黒漆に金蒔絵で萩の意匠が施された小箱に戻して、それだけ持って立ち上がり) (11/21-00:46:51)
紀谷嘉邦 > そうだな、御免。(息を吐くように小さく謝ると、相手の目を見たまま告げられる言葉を聞く。それがせめてもの誠意のつもりで)…いつも、夢にみるんだ。孤独で繊細で寂しがりの、俺の、ずっと、ずっと、生まれる前の恋人。……………どうして、(その先は言えなかった。声が途切れ、唇を噛む。視線を下げて茶碗を見詰め、暫しそのまま黙りこみ)………少し、部屋で話せるか。 (11/21-00:38:40)
宇喜多俊介 > 怒るし、泣くよ。(憮然と、というよりは、本当に泣きそうなのを堪えるように、唇を曲げて)……嘉さんに、ずっと思ってる人が居るっていうのも聞いたし、俺の事なんて、弟分としか思ってないのも分かってるけど、……いや弟どころか犬かもしれないとか、さっきも思ったけど。でも、俺は、あ、あなたが、好き、なんだ。(言い募る内に声が震えかけて。それでも視線は逸らさずに、挑むように相手の目を見つめたまま)……いつ死ぬかも分からない時代だから。貴方のことを、こんなに好きな人間が、居るって、知っておいて、欲しかった。 (11/21-00:21:30)
紀谷嘉邦 > (話しが有ると誘われたのは確か己の方だった筈だが、水を向けるとぎくりとする相手の反応は一見すると話しをするのを嫌がっているかのようにも見えて。何やら落ち付かない様子の相手に飲んでからで良いと肯定する意味の頷きを返すと、大人しく茶を待つことにして)茶菓子目当てに顔出すばっかりだと思ってたのに、珍しいことも有るもんだな。(差し出された茶碗を受け取り、己は慣れた所作で作法の通りに茶碗を回す。茶碗に手を添え飲もうとしたところで、ぴたり、動きが止まり)…………、……(茶碗越しに見開かれた目が相手を見る。瞬きを繰返す双眸は視線をそらさぬままで、持ち上げていた茶碗を下ろす)………同志として、なんて言ったら、怒るか? (11/21-00:13:31)
宇喜多俊介 > (背筋伸ばして正座し、膝の上に両手を揃え)……嘉さん。俺、あなたの事が、好きです。 (11/21-00:01:16)
宇喜多俊介 > (大体が点てて貰う、というか茶菓子を食べに来るだけの男、それほど慣れた手付きという訳でもない。手元に視線を感じると同時、切り出される言葉に、ぎく、と手を止め)ええと、その、……個人的な事で、一言で終わるから、これ飲んでからで良い?(良いよね?みたいな強引さで話を止めると、秋らしい紅葉型の落雁を懐紙に乗せて、相手の前に。掌ほどの蒔絵の小箱から、先日相手に差し入れて貰った干菓子の最後の一つを、此方は自分の懐紙に乗せ。それから多少ぎこちない手付きで茶筅を使い、抹茶を点て)……はい。(茶碗を差し出すと、其処で漸く深呼吸一つ、して) (11/20-23:57:48)
紀谷嘉邦 > (狼狽したような声と表情に首を傾げるも、あまりうるさく追及することは無く。座布団の上へ背筋を伸ばして正座して、改めて相手を見る)まあ良いけどよ。…話ってのはなんだ?(相手が茶を点てるならば、己の視線も相手の手元へ無意識のうちに向いていく。落ち着いた声音で己への用向きを問い) (11/20-23:49:22)
宇喜多俊介 > (相手が職業柄、足音が小さいのも失念していた。入るぞ、の声と同時に襖の開く音に、うわっ、と振り返り)……ど、どうもしてないよ!!(明らかに動揺した顔で言ってから、勧める前に座布団に腰を下ろしている相手に続いて、風炉の前に正座し)……。(とりあえず目の前に集中しよう、というように黙したまま、自分の手元に視線を落として準備を進め) (11/20-23:41:42)
紀谷嘉邦 > (裸足の足音をひたひたと鳴らし茶室へと向かう。室内で相手がうろついているなどとは露知らず、また、何か私的な用件なのであろうと思いこんでいる故に、入るぞ、と一言声を掛けると同時にもう襖を開けてしまい)………何してんだ、…?(怪訝そうに眉を寄せ、しげしげと相手を見る。後ろ手に襖を閉めて、座布団の上に腰を下ろそうかと) (11/20-23:31:27)
宇喜多俊介 > (自室から茶菓子を入れた蒔絵の小箱を持って、茶室へとやってくる。茶道具や茶碗は茶室に用意されているものを出して点検し、湯を沸かして相手を待ち)………どうしよう、……やっぱり……いやでも、……(何やら一人、ソワソワと百面相しながら狭い部屋をぐるりと一周し) (11/20-23:24:58)
ご案内:「屯所―茶室」に紀谷嘉邦さんが現れました。 (11/20-23:21:06)
ご案内:「屯所―茶室」に宇喜多俊介さんが現れました。 (11/20-23:17:39)
ご案内:「屯所―茶室」から櫻庭芳野さんが去りました。 (11/03-00:44:36)
櫻庭芳野 > (窯の火を消して暫くその種火が完全にけるのを見届けて。やがて静かに座していた腰を浮かすと立ち上がり、閉じられた障子へと向かう。手を延ばして指先を掛け、ゆっくりと開き。一度その場で空を見上げると、美しく輝く秋の月を愛でた後、背後に障子を閉じて廊下へと歩み出し、その奥へと姿を消す) (11/03-00:44:30)
櫻庭芳野 > (量の多くは無い茶は数口で枯れる。さて、この後どうするか、と考えながら茶器の始末を始めた。ゆっくりとした丁寧な手付き。作法通りとはいかないが必要最小限の動きで手際良く片付けていき己の前をすっきりとさせて)……不夜城にでも繰り出すか。(たとえこの日付が変わろうとするような深夜であっても島原の門は閉じてはいない。多くが遊女を目当てに訪れる者たちだ、己の目当てとする者たちには今宵まだ、誰の手もついていない男も居よう、と。そんな事を考えながら何気無く障子の向こうに映る庭の木々の影を見遣り) (11/03-00:06:12)
櫻庭芳野 > (恐らく今夜も多賀捕縛の為に多くの隊士が三条付近に赴いている筈だ。まだ捕縛完遂の一報は聞こえてはこないがきっと今夜中にはその長州の犬が土蔵に放り込まれるに違いない。それも無論の事、懸念事項ではあったが己にはその他にも幾つか悩むべき事があり、それでも己が事ばかりに感けてはいられないのが隊長たるもの。意識の乱れなどあってはならぬと神経を休ませる為、そして更に鋭く機能させる為にこの静かな一室へと単身訪れたのだった)物事は、成るように成る、…───(自らに言い聞かせるように口にして、もう一度茶碗を口許へ運んだ) (11/02-23:29:15)
櫻庭芳野 > (やがて充分に撹拌された濃い緑の泡の中からゆっくりとひと回ししつつ茶筅を引き上げる。滴る雫が茶器に総て落ちたのを見届けてからそっと茶碗の隣に茶筅を逆さに立てて置き。出来栄えを少し見下ろす視線で確認した後、静かに両手で持ち上げて口許へ運んだ。ゆっくりと傾ける気に入りの茶碗。僅かに喉に流し込む抹茶の芳香と程良い甘さと苦さに、やがて満足したように一息ついて膝上に椀の底を添える)……誰が居る訳でも無し、作法をとやかく言う事も無いだろうよ。(そんな事を口にして、視線落とす茶碗をそっと揺らす) (11/02-23:00:48)
櫻庭芳野 > (風炉に収まった鉄瓶がしゅんといい音を立てて湯を沸かしている。正座した己の前には茶器の幾つかが並んでいるが正式な作法を知っている訳では無い。それでも何とか形になっているように「見える」のは、す、と背の伸びた姿勢の良さからだろうか。茶を点てる茶碗とは別のそれに沸騰した湯を適量、注ぎ込んだ。少し冷ます間に温めていた茶碗に注いでいた湯を捨て。抹茶を一掬いと半、そしてやや冷ました湯を移す)……、(姿勢を崩さぬままに左手を茶碗に添え、右手に持った茶筅にて撹拌。ダマを潰しながら丁寧に点てる) (11/02-22:43:25)
ご案内:「屯所―茶室」に櫻庭芳野さんが現れました。 (11/02-22:29:03)