
新選組の金銭出納を司る部署。
文机に、そろばん、帳簿類、筆、墨、硯。
長火鉢に煙草盆、帳箪笥、台付き天秤が並ぶ。
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参加者(0):ROM(1)
Time:01:51:02 更新
ご案内:「屯所―主屋 勘定方」から五十鈴秋芳さんが去りました。
ご案内:「屯所―主屋 勘定方」から藤堂幸之助さんが去りました。
■藤堂幸之助 > 俺の親に?(流石に想像していなかった言葉に驚いたように瞬く)…そっか。じゃぁ、遠慮なく構わせてもらいます。(お金と縁の関係には納得した様な、けれども実感がない様ななんともふわふわした感覚になりながら、お邪魔しますと先行する彼についていくように歩いていく)
■五十鈴秋芳 > だったら良いんだけど。…あ、そうだ。ちゃんと見つかって、それで、貰ったら、助かりましたって。幸さんの親御さんにお礼言いたいな…って、気が早いよね(それもかなり、と。課題が二つぐらい残っているにも拘らずの言葉に眉を下げつつも、撫でられる合間は大人しく)きっと喜ぶよ。一日中部屋で暇してる様な子なんだもの。…――価値も、だけど。世の中には、思い出になるようなお金もあるし、誰も知らないままに人の間を流れてくお金もある。お金を縁に替えると、似た様な物かなって(そんな感じ、等と言いながら。伸ばした手が繋がれると意図を汲んでくれたのが嬉しそうに。じゃぁ、行こうか、と声を掛けながら、その場をから歩んで部屋へと向かい)
■藤堂幸之助 > (飲みほしたお茶を御馳走様でした、と湯呑を置く)じゃぁ、見つけたら一度確認して問題ないなら渡しますよ。それに、その書付でうちの隊の台所事情が良くなれば俺にとってもいいことだから、きっと親も怒りませんって(無理して探さないには軽く頷きながら、もっとという様に笑うその表情にほんわりとした心地になって頭を髪をなでる手がさらに優しいものになり)三味線…喜んでくれるのなら、嬉しいです。――って、この世の全部がお金みたい?(相手の言葉に少し驚きながら、髪から手を離して立ち上がる。伸ばされた右手に軽く瞬き、左手を伸ばしてその手を繋ぐ)
■五十鈴秋芳 > (自身も茶を啜りながらも、ふ、と息を吐く様にして目を細めてはしみじみとして)幸さんだけが見るって前提で渡された物、じゃないんだったら是非見たいなぁ…。あ、でも無茶して探さないでも良いからね。大丈夫だからね(何が大丈夫。なのかは己でも解らない。が、大丈夫、などと口にしながらも、相手の言葉の調子には、解りやすく。撫でる手にはどことなく、嬉しそうにもっとと言うように笑って)あんまり綺麗じゃないけれどもね…三味線かい?そうだね、あの子も寂しがり屋だから、きっと幸さんが来てくれると喜ぶよ。…――本当に、ねぇ…不思議だよね。この世の全部って、お金の動き見たいだから…うん(良かった、と頷く様を笑ってみながらも。いこっか、という様に腰を上げて。少し迷った後、はい、と右手を伸ばし)
■藤堂幸之助 > (差し出された茶に湯呑を持って一口、二口と味わうように飲む。体の芯から温まる様な気がしてほっこりと柔らかく微笑む)そうかもしれないけど、此処に来るってことは家を出る前提で渡されたもので、俺が勘定方に来る事があったら必然的に知られるものだからいいかな、と思うんです。今の俺が持っていても宝の持ち腐れですし。(喜色満面、といった空気を感じたために何でもない様な口調でいってしまう。恐らく、本当に拙い事は書かれていないだろう、というそんな楽観的な部分もある。擽ったそうな様子に瞳を細めながら柔らかく頭を撫でて時折髪に指を絡めてみる)――じゃぁ、お邪魔してもいいですか?ついでに、猫に会えると嬉しいかなって。…――そうですね。何処でどう繋がるのが分からない不思議って、ありますよね。本当、無茶はしないようにします。(深く頷く。ただ、相手の御部屋にお邪魔できるかも、という事は猫に会えるかも、ということもありちょっとそわそわ。)
■五十鈴秋芳 > (礼の言葉を受けながらも、茶を注ぐと相手の前へと差し出して)おや、良い親御さんじゃないか。…本当かい?でも、そういうのって気軽に渡してしまって良い物じゃないと思うんだけど…幸さんの家の、大事なものだろう?(一瞬ばかり、全身から喜色満面。といった空気が溢れ出る物の、すぐに案ずるようになって。ついでに頭へ置かれる様な手には、やや擽ったそうに)だ、ねぇ。こういう話続けるんだったら、部屋来るかい?しなくても、お茶菓子、もらい物だけど少しあるし…あぁ、いやならいいんだよ?――うん。そうしてくれると嬉しいな。ちょっとしたことって思ってても、どこに繋がっちゃうか解らないから(神妙な表情に、思わずというよう笑いながらも
■藤堂幸之助 > ありがとうございます。(お茶が出来るのを待ちつつ、ハタと何か思い出したような表情を浮かべる)そういえば、こっちに持ってきてたかな。実家が此処に入るっていった時に算盤とかそっちの方だと思ったらしく、困った時に読め、的な書きつけがあったんですよね。…あれば、渡しましょうか?(嬉しそうなその表情にこっちもつられるようにほんわりとした笑みを浮かべ、思わずポンと頭へと手が伸びてしまう)――なので、そう言う話は内緒話が出来る所で、ですよね。――って、帳簿の計算間違いは。それって、かなり拙いですよね。気を、つけます…。(目の前の彼が間違えたら、その時は些細なことでも後で大きな狂いになりかねない事は火を見るよりも明らかで神妙な表情を作って返す)
■五十鈴秋芳 > 待っててね。えぇと(出すのはそれでも番茶だが。棚を漁ると湯呑を二つ持って来て。炭にくべていた薬缶の湯を傍に置いていた土瓶へと入れては僅かの合間待ちつつに)本当かい?それは、楽しみだなぁ…。色々と言ってはいるけどね、本格的な商売でしか出来ない事も多々あるだろうし(相手の笑みに含まれた物に気付いているのか居ないのか、嬉しいなぁと言わんばかりの笑みを返して)確か、貧血っぽい所に、だったっけ…。…あぁ、うん…あんまり、不安になっちゃうようなことは言ったらね…聞かれたら、それはそれで不安の種になっちゃいそう(はたと口を抑えながらも、困った様な表情でもって)確かに、幸さんの事を心配してても強いって人達ばっかりだろうど…どこかの誰かが、幸さんの事を心配して、帳簿の計算を間違っちゃうかもしれないよ?(笑いながらも確かに、と。相手が二両を受け取るのを見れば、出納帳を引っ張り出しては書いて。横に、明細を資料としておいては戻し)
■藤堂幸之助 > え…?(お茶を出してくれる、との言葉に驚いたように思わず見つめてしまう。けれど、彼の纏う空気が柔らかな様子に微笑みを返して)では、お願いします。(そう、柔らかな声で返す)――そうですね。まぁ、今度実家からの何か役に立ちそうな話持ってきますよ。(副長付きにやりがいを感じているために家と同じ事はしたくない、というのは否定せずに曖昧に笑みを返す)嫌な悪循環になりますよね…。特に、丹村さんが寝込んでいる間が酷かった…。副長三人がそろって元気な姿を見せているから今はなんとか戻ってますけど。(何かあれば、怖いとは流石に何処に耳目があるか分からない場では口に出す事は出来ずにため息で誤魔化す)俺を心配して怪我する人って言うのはいるのかなぁ、な気分にはなりますが、足手まといになって誰かを怪我させるのは嫌なので、気をつけますよ。(頷いて、丁寧に差し出された二両をお礼を言いながら、こちらも丁寧に受け取って、確かにある事を確認してから懐へ)
■五十鈴秋芳 > お茶でも飲むかい?(頷く様に笑みながらも。普段ならば間違いなく言わないであろう台詞を口にした。会計事情をそこはかとなく汲んでくれている言葉が嬉しい様な、そんな空気がふわりと漏れ出て)まぁ、一応解ってくれてるところは解ってくれているっぽいから良いんだけど…。…商売してたのか。なんだ、こっちに来てくれれば色々とお話聞けたのになぁ…って、家と同じ事はしたくないよね(なんだ、と若干残念そうな表情になる物の、すぐに頭を切り替えてはしみじみと頷いて)…だよ、ねぇ…。動揺すると士気が下がるし、そうすると怪我人も多くなって治療にお金もかかるし、そっちにお金がかかると装備とか、食事とか、が…で延々と…。…――本当かい?なら、良いんだけど…あんまり無茶は駄目だよ?幸さんの事心配して、怪我しちゃうする人が出たら大変だから(ね、と笑うと丁寧に包んだ二両をどうぞ、と差し出し)
■藤堂幸之助 > そうですね。訪ねてきた人に用意させる方が気にさせてしまいますよね(小さく頷いて、楽にしてとの言葉には、はいと言いながらも正座のまま。ただ、少し肩から力が抜けた様で)――それ、は。(副長を始めとして、確かに言いそうな面々に心当たりがあって思わずこめかみに軽く手を当てる)……俺は、一応実家が商売していればお金の重要さも身にしみますから、ね。だから、財布の口は締める所で締めないとって…。(勘定方の苦労を考えれば入らなくてよかった、と思ってしまうと同時に、こんな大変な所で頑張ってくれる人たちに頭が下がる思いにもなる)そうですね。特に副長とか紀谷さんとか、普通襲われにくい所が襲われているから、心配です。隊の方にも動揺はやっぱりありますからねぇ。――って、あぁ、はい。俺の方はとりあえず隊務に影響ないぐらいには回復できました。今日もお医者さんに行ってきましたし、問題ないですよ。(立ち上がり、戻ってくるその動きを視線で追いつつ、大丈夫だと示す様にちょっと痛みは残るものの軽く右腕を回す)
■五十鈴秋芳 > なるほど。でもまぁ、ここは私の部屋…とまでは行かないけど、まぁ、そういう場所だからね…来てくれた人に用意させる訳にもいかないから(なるほど、と納得して頷いて見せては、自分の部屋でもないのに楽にして。と笑って)そうかなぁ…私がこうだから安心して自由にできるって人も多くってね…。でも、幸さんみたいなこと言ってくれるのは、嬉しいな(火の車、に一瞬視線がどこか遠くにふわりと飛んで行った物の、すぐに戻って。ふんふん、と頷きながらも明細を確認すると机の上の帳簿の横へと丁寧に置いて)このまま続くんだったら、事だよね…お金の方もだけど…。…そう言えば、幸さんも怪我したんだっけ。大丈夫なのかい?(問いつつ帳簿に書付をすると、立ち上がり。隅の方から二両包んでは戻ってきて)
■藤堂幸之助 > あ、大丈夫です。なんていうか…普段、用意とかする立場でされていると嬉しい様な、落ち着かない様なそんな気分になるってだけなんですよ(そう、軽く冗談じみた声音で返して、口元に手を置く様子に思わず小さく笑いが零れ)まぁ、でも、五十鈴さんの言葉でお金の事、使い方を学ぶって人もいるとは思いますよ?特に、うちの台所は火の車…でしたよね。むしろ、このまま財布の口を閉める意識を皆に忘れないようにしといてください。(待遇は見習いとはいえ、副長の書類関係も処理していれば勘定方ほどではないものの厳しい台所事情は分かるために、相手の苦労を考えれば眉が下がる。明細に書かれている薬は貧血や傷薬関係のもの。蘭方医の所で買ったために若干割高ではあるものの全部で2両ほど)――あぁ、そうですね。しかも、最近では襲われる人も多いから余計に消費が激しいですしね…。(謝罪には慌てて首を横に振る)
■五十鈴秋芳 > 気にしないで。急なのよりも、後回しにしたりされたりって方が大変だから(常の笑みを浮かべながらも、落ち着かない様子に大丈夫かい、等と軽く聞く。基本的に用意するのもされるのも慣れている所為か、相手が落ち着かぬ理由が解って居ない様な表情のままに相手の前へと己も正座をして)それなら良いんだけど……って、あぁ…こういう事言うからケチだのなんだの言われちゃうんだよなぁ…言わなきゃ解らないのに(相手の笑みを見れば、失言したか、と口に手が置かれる。やや困った様な表情ながらも、あぁ、と言っては明細を受け取るとそれへと視線を向けて)荒事中心だからね、ここって。だから、薬とかなら二つ返事で出しても良かったんだけど……何だか慢性的に、って感じになっちゃってるだろう?だからねぇ(ごめんね、と困った様な笑みでもって謝罪もついでに向けて)
■藤堂幸之助 > (声が聞こえてホッとした表情になる。そして、戸を開けようと手を伸ばした所で開くとに軽く瞬いて)――こんばんは、五十鈴さん。急な事だったのに、有難う。(お邪魔します、と促されるままに中に入り、まだ寒いながらも火が入っているという事で少し暖かな気になる。座布団までも用意されている状況に、普段は用意する側なので落ち着かない様子を見せながらも、有難うと、座布団の上に正座をして)いえいえ。火を入れてくれているだけでも、だいぶ違いますから。(一人分だともったいない、との言葉には相変わらずですね…と言いたげに微笑みを浮かべる)――で、お薬代なんですけど…。(懐からごそごそと取り出す一枚の紙。一応、ちゃんと明細はもらってきていたらしい)
■五十鈴秋芳 > (叩かれる戸に正座を崩すとあぁ、という様に顔を向けて。はぁい、と声を返しては、地に手を付けて立ち上がり。自ら向かって戸をあけて)幸さんこんばんわ。そんな、遠慮しないですぐに入ってきちゃっていいのに。どうぞどうぞ(そう言いながらも片手を伸ばして促す様に。相手が入るのを待ってから、戸を閉めて座布団も用意する心持で)ごめんね、寒くて。一人だと炭の分のお金も勿体無いなぁって思っちゃってね
■藤堂幸之助 > (勘定方の部屋の前で立ち止まる。綺麗に閉じられた戸、そして中が静かな様子に軽く扉を叩いて)――こんばんは、藤堂です。五十鈴さんいますか?
■五十鈴秋芳 > (蝋燭の薄明りの中で、帳簿を見返している。一人の時ならば炭に火を入れる事はしないが、人が来るようだと言う事で、先ほど火を入れたばかり。あまり外と温度が変わらない室内の中で、少しでも暖まるように、と綺麗に戸は閉められており)
ご案内:「屯所―主屋 勘定方」に藤堂幸之助さんが現れました。
ご案内:「屯所―主屋 勘定方」に五十鈴秋芳さんが現れました。
ご案内:「屯所―主屋 勘定方」から五十鈴秋芳さんが去りました。
■五十鈴秋芳 > ……うん、帳簿が嫌で息抜きをしているんだっけね…はぁ…本当もう、お金の事もだけど…(よっこらせ、と三味線を片手に立ち上がる。帳簿を見て、墨が乾いているのを見ると薄らと笑い、ていねいに畳んでは元の場所に戻しておく。今日はここまで、と柔らかく自分に言い聞かせると、三味線を丁寧に布で包み)……後は明日(謳う様な声で言うと、障子戸を開けて。部屋から去り)
■五十鈴秋芳 > (謳う声と三味線の音が、ふと止む。そうすれば、後に残るのは蝋燭の灯りに揺れる影と、静かな沈黙のみで。どこかほの暗い闇を見詰めていたが、やがて小さく溜息をつくと三味線を横に置いて。再度首を掻き)……私は何をしてるんだろうねぇ…(ぽつっとつぶやくと天井を見上げて、その向こうを見やる様に目を細める。何も言わずにしばしの間、沈黙を心地よさそうに受け入れて)
■五十鈴秋芳 > (譜の無い音は、蝋燭の灯り一つしかない部屋の中で静かに響いている。今日は人が少ないだろうとそう踏む算段もあったのか、当てもなくとぎれとぎれな音だけを響かせていた三味線は、一つ二つと感覚が狭まって行き。流れる音はただ静かに、音楽の様な形へと少しづつ変わって行き)……(音に合わせる様に、小さな鼻歌が漏れていく。音に合わせて声だけで、歌詞の無い歌を謳い)
■五十鈴秋芳 > (その状態の数字を帳簿へと書き込むと立ち上がっては部屋の隅へと向かい。どうせこの時間は一人なのだしと、気分転換にひっそりと持ち込んであった三味線を手に取ると、その場へと胡坐をかく様に腰を下ろす。一緒に置いてあった撥を手に取ると、音を確かめる様に一つ、二つと弦を弾いて)…………(特に譜をなぞるわけでもなく、ただぼんやりとした音を虚空へと響かせて)
■五十鈴秋芳 > ……もう何だってこんなにお金がかかるんだろうね…もう…なにを計算してるのか解らなくなってきちゃったよ…(首を掻いていた手を降ろすと、そろばんの珠を弾く。明確な意図ではなく、ただ遊ぶ様にぱちぱちと弾いて。もはやいったいどこまで計算していたのか解らぬほどにぐちゃぐちゃになったそろばんを見ては、ふぅと満足そうに息を吐く。そして、綺麗に先ほどまで計算していた形に戻し)
■五十鈴秋芳 > ……これだと…えぇっと……ガトリング…と……弾…の維持費、の、予算、が…だ、か、ら…(パチンパチンとそろばんをはじく傍らに、ポツリポツリと悩む様な声が響く。途中、ふとそろばんをはじく音が止まると、筆を持つ手を首裏へ回し、がりがりと苛立つ様にそこを掻いて)
■五十鈴秋芳 > (文机に座り、蝋燭の灯りを共にパチンパチンとそろばんをはじく音を部屋に響かせている。暖を取る用の長火鉢は置いてあるものの、どうせ一人しかいない為、火をつけるまでもないと勝手に判断。時折墨を擦る音と、紙をめくる音しかしない静かな部屋の中で、帳簿とそろばんの合間を視線で行き来させながらもあれやこれやと紙を墨で埋めて行き)