
壬生寺近くの小路に建つ鰹出汁が格別旨いうどん屋。
大阪で流行り始めた鍋焼きうどんを出す珍しい店と、高い評判を呼んでいる。
<御品書き>
うどん 十五文
そば 十五文
しつぽく(うどん・玉子焼き・蒲鉾・椎茸・くわい) 二十五文
あんぺい(しっぽくに葛醤油をかけたもの) 二十五文
けいらん(うどんの卵とじ) 三十五文
小田巻(うどん・溶き卵、玉子焼き・蒲鉾・椎茸・くわい) 三十五文
鍋焼きうどん 三十五文
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Time:01:46:34 更新
ご案内:「うどん屋『惣兵衛』」から五十鈴秋芳さんが去りました。
ご案内:「うどん屋『惣兵衛』」から石田遼太郎さんが去りました。
■五十鈴秋芳 > …まぁ、気持ち代、としては…悪いことじゃないと思いますけど(そのぐらいの感覚ならば、と言ってみるものの、表情はすっごく渋い。そのうちという相手を本当にわかってるのか、とでもいうような表情を浮かべては見たの地に、ため息めいた息を吐いて)……個人的に私がいやなので冗談でも悪くないとかいうのはやめてください…(浪費癖がある父親なんて、などという理由で嫌がった。自分が言い出したことにもかかわらず、ため息をつきながらも、相手と共にと歩んで行って)
■石田遼太郎 > (つり銭には、今日はしまった、と言う顔をしていた。いつもの癖は恐ろしい、と視線を何となくそらしていた)ああ、そのうちな。(金銭感覚、そのうちと、お化けは出たためしがない、なんてことを言うと墓穴を掘りそうなので、口を引き結んだ)お父さん、…ま、悪かねぇな。(そういうことに、余り頓着してない様子だった、むしろ受け入れている感覚、奥が深いのか浅いのか、不思議な気配を醸し出しつつ。一緒に連れ立って、帰路に向かって行く)
■五十鈴秋芳 > (そう言う事ですと言葉を締めて終わらせながらも、言葉毎に頷く様に、しみじみとした様子を浮かべつつ)…別に気にしてるって訳でもなんでもないんですけど…あぁ、はい。それを解ってくれたら良かったです。ただ、やっぱり金銭感覚は身に着けてください(はい、と言いながらも、最終的に金に終着する様に)……お父さん、とでも呼びましょうか。拗ねますよ、仕舞には(溜息がてらに首を横に振って。もう一度息を吐いて)まぁ、そういう感じなんですけど…。……まぁ、ゆっくり出来るのなら…茶菓子ください。
■石田遼太郎 > (好き嫌いの話、色々聞いてみれば、嗚呼、分かたよと、いちいち頷いていた)俺は、お前はちゃんと分かってるって、思ってるからよ、何も気にするこたぁねぇ。…いやまあ、好んでくれてるってのは、何となく分かった。(笑いの神様は漸く、天に昇ったようで、緩く嘆息して呼気を整え)いや、良いじゃねぇか、反抗期のガキみてぇでよ。素直じゃねぇ、感じも可愛らしげだよ。(島原行きに関しては反論できないようで、黙っている)ああ、俺とゆっくりしてぇってか…そうだな、あと小一時間くれぇなら起きてられるからよ、俺の家で、茶菓子でも食うかい。
■五十鈴秋芳 > (ですよねぇ。と相手の言葉にしみじみするように頷きながらも、首を傾がせる様をまじまじとする様に見て)浪費だなんだと言ってますけど、お金を使う人が居ないと駄目なのも解ってるので、その点に関して言えば嫌いじゃないです。後、さっきので道楽じゃない理由に何だかときめいたので好みです。別けると長くなるので嫌いじゃない程度には好みです(ちゃんと説明しては見た物の、相手の様を見ればなんだよ、と。咎める様な表情を浮かべて)誰が子供みたいですか、もう…。確かに全うな受け答えができてるとは自分でも思ってないですけど(はぁ、と言いながらも支払の仕方にいつもこうなのか、と言う様な目線を向ける。何とも言えない表情なのは、釣りに関してどう言えば良いのか解らない様子で)……三食抜く前に島原行きを少しだけでも控えて……いや。良いんですけど…いや。あんまり遼さんとお話し出来る事ってないから…少しだけ、ゆっくり話したいなって…
■石田遼太郎 > 俺ぁ、…金を使うのを大事にしてぇな。(浪費、とまで言われてるな、と頬を掻いていた。何か、言っていることが良く分からん、と首が傾ぐ)…嫌いじゃねぇくらいには好み…どういう…否、わざとややこしく言ってんのかい。…(ぷく、ともう辛抱溜まらん、と噴出して、腹を押さえる。大笑いをしそうになるのを、必死に押さえ込んでいる感じだった)…ああ、答えなくていいぜ。お前、子供みてぇだな。(お勘定、と店主を呼んで、銀銭を出すと、後は取っといてくれ、とお釣りを受け取らずに立ち上がり)今日は、そうだなあ島原に行くにゃ、ちょいと機を逃しちまってるからな。今日はもうすることもねぇから、帰ったらすぐ寝るつもりだが。…それが、どうかしたのか?
■五十鈴秋芳 > (何も言わないまま、相手に観察されている事にも気づかぬ様子でそっと考えに蓋をした。今更変える事も出来ないのは明白で)…浪費癖のみに関して言えば、全く。と言いたいですが…別にそうでもないですよ。嫌いじゃない、ぐらいには好みです(当然です、と額を押し返してはどうだとでも言う様な表情だったが、向けられる視線と問う言葉に待て、と)……答えなくっていいですよね(ね。と言いながらも、葱をもぐもぐと咀嚼しては飲み込んで)……ですね。早く(そう言っては頷くと、こちらもごちそうさまでしたと頭を垂れて)そうですね。お腹もくちましたし。……遼さんは帰ったらすぐ寝るんですか?
■石田遼太郎 > (硬直してる?何だ?とその妙な具合を黙って観察してみた。何か喋る気配が無いなと見守ってたら、体の力が抜けそうになて、かっくん、となりそうだ)……それは暗に、いや、明白に、俺のことは好みじゃねぇって、牽制張られてんのか。(随分とお行儀が良いんだな、と額を押し返されてしまった)……痛いのか。(もう、胃の話ではない、首を傾げて視線が彼の腰辺りに注がれる)……早く、普通に良くなれるといいな。(言い返せない様子に、はは、そうかい、と暢気に笑っていた)好みはひとそれぞれだからなあ。(葱を今度は、せっせと彼の口に運んでいた。ごちそうさまでした、と手を合わせていた)さてと、そろそろ帰るかい。
■五十鈴秋芳 > …(言われてしばし硬直する。言っていたかと思いだそうとし、金抜きの話をする己の様を想像してみたが、全く持って上手く行かなかった所為でそれが事実であるだろう事を理解して。嘘でしょうとでも言う様な愕然とした表情になって)……いえ、でもお金は大事ですよ。浪費癖がある様な人とも多分お近づきにはなりたくないですよ(は、と我に返る様に一言言いつつも、覗き込む様に身を乗り出す様を見れば、はしたない。という様に額を押して思いっきり押し返す様にして)胃に穴が空いたら食べた物出て行って勿体無い上に痛いじゃないですか。痛いのは情事の時ぐらいで結構です(何事か言いながらも、もう汁だけになったうどんの器を守る様にしつつ)…何か言い返したいけど上手い言葉が見つからないです…まぁ、良いですけどって…苦手でも食べてくださいよ。普通青い所が苦手で白い所が好きなんじゃないんですか?私だけですか?(ネギに疑問を持たなかった理由として、白い部分が好き、というのもあった事を口にしながら。あーん、と言う相手になんなのだ、という様にまじまじと視線を向けていたが、食べないと終わりそうにない、と、自ら葱を食べに行き)
■石田遼太郎 > 言ってたな。(何か面白そうな顔をして喋ってる。相手が、そのことに意識していなければ、尚一層、可笑しげにもする)…(何か、葱が増えているのに、漸く気付いた様子に、鈍ちん、と声に出さずに、口の動き)俺が金勘定まで、出来てみろ、完璧すぎて誰もお近づきになれねぇぞ、庶民派だからよ、俺はよ。(金勘定意外にも、出来ないことは多々あるのは、おもいっきり棚上げ、天袋に放り込んだ)いいじゃねぇか、胃に穴があいちまったら、旨いもんたらふく食えるぜ。(話の観点がまったく違う男、もう空いてるか?とか、身を乗り出して、相手の下腹部辺りを覗き込む戯れ)ばかやろう、こういうことは、いちいち言うと、恩着せがましいだろ。道楽に見せて、おくもんなんだよ。(結局は、分かってると相手が言えば、そうだよなぁ、と。彼なら分かってるんだろうなと、やっぱりさすがだ、と口に出さずとも、感心そうな面差しで、そのどんどん葱が増える、不思議な食べ物を食しているのを見ていたが、漸く気付いたかと口許が上がり)俺ぁ、葱の白いところが苦手なんだ。(珍しいものは食べるくせに、実は偏食家だった。次に、葱を箸で放り込もうと、していたら、蓋?をされてしまった。そして急遽方向転換、彼の口許に白い葱を持っていって)あーん、(と声掛けして、口が開いたら葱を放り込む心算)
■五十鈴秋芳 > そ、そんなに言ってたかな…全然覚えてないですけど…(完全に無意識だった。金の事以外ほとんど興味はない上に、それが普通と思い込んでいる様な表情でもって。増えていくネギにはうどんのどこに入っていたのだと漸く疑問を持つように、うどんを箸でひっくり返して)…と思うのでしたらもう少し金勘定しっかりしてください…私の胃に穴が開いてしまう前に…(口では文句を言ってはいるものの、何とはなしに嬉しそう、というのは見れば確実にばれる話で。玉子と青菜を口に運ぶと一口二口と酒を飲んで)……そうならそうって最初っから言えば良いじゃないですか。結構適当に見えるから、また変な道楽でもしてるのかって。…確かに、皆明日どうかわかんないってのは、解ってるつもりでしたけど…。……別に良いですよ。私はそういうお仕事なんですし。苦労も何も、解ってて好きでやってるんですし(大丈夫です。と言っていたが、ここで漸くネギが足されている様を目撃した)……って、ちょっと待って、さっきからネギが減らないなぁって思ってたんですけど何で増やしてるんですか、もう食べ終わるので増やさないでください(駄目、というよう手で守る様にしつつ、残りのうどんと鶏を食べ)
■石田遼太郎 > だから、日頃の行いだよ。お前、話の九割がた、金、って言ってるぞ。(この突っ込みの甘さ、これで金勘定が上手いとは、どういう頭の仕組みをしてるんだろうか、と少し訝しそうにもしつつ、葱の量を増していった。相手の猪口が空になったなら、また注ぎ足しながら)何のためにお前を隊に、局長が入れたと思ってんだ。金勘定がどうしようもねぇ連中ばかり揃ってるからだろ。お前がいけねぇなんて言ってねぇよ、ありがてぇって思ってるってこった。(うどんを食べ終わると、相手がうどんを食べているのを眺めながら、それを酒の肴にするように、手酌をしていた)この前のな、池田屋のとき。新撰組が勝利した、みたいな風向きにはなってるが、こっちも大勢死んでる。…そいつら、肉、食ったことあるのかなと思ったんだよ。…中には、女も知らねぇ奴もいただろうよ。皆明日も知れない命を張ってんだ、偶にはよ、そういうの思って、目瞑ってやってくれ。お前にしわ寄せが来て、貧乏くじ引かされるのは、申し訳ねぇがよ、一時は腹に収めて。また、口煩く、絞めてやってくれ。そういうの、できるのお前しかいねぇからよ。(ほら、たんと食えとか、葱を足していた)
■五十鈴秋芳 > ……見返り求めた事、無いのになぁ……(確かに守銭奴めいた所はあるが、それはない。と。不満そうになりながらも、うどんを啜って。茸をつまむと口に入れる。ネギがちょこちょこと増えているのには、ぼんやり気質の所為か全く気付いていない様子で何も言わずに玉子を割って)皆が緩みっぱなしだから私が締めなきゃいけない気がするんですけどそれは良いんですか…(ぼそっと。低い声で言いながらも、相手の言葉を聞けばあぁ…と。基本裏方はやや眉尻を下げて困った様に)気になっては要るんですけどね…怪我だけって言いますけど、怪我も大変ですよ。場合によってはその間お仕事出来ないですし、治すのにもお金かかりますし…遼さんみたいに元気になる様にって高い物買ってくる人もいるからやっぱりお金が…(半分ぐらいお金の事を言いつつ。相手の言葉に考える様ながらも、食べている合間は幸せそうな空気が滲んでいるのが丸わかり)
■石田遼太郎 > そいつは、日頃の行いだな。見返りを求められるって思うんだろうよ。(かく言う自分もそんな気分になるだろうな、と身も蓋も無く、あっさり言ってのけた。歯に衣は乗せないらしい。迷う様子に、何から食うんだろうなと、少し楽しみな様子で見ていた。天ぷら、からか、と、案外豪快なのに僅かに瞠目して、そうして目尻を細めて笑ませていた)絞めるところは、絞めて、緩めるとこは緩めて、帳尻を合わせてな。鯖寿司も絞めっぱなしじゃ、食いっぱぐれるからなぁ。(うどんを啜り、ねぎは白いところを発見すると、ちょいちょい、五十鈴の鍋に放り込んでいた)浪人風の男に襲われったって、話だよ。…幸い、怪我だけで済んで良いが、これが出会いがしらに命取られちゃ、しゃれにならん。…だいたい、目的がはっきりしねぇからな。やられたやつの共通点も、今のところなさそうだしな。(旨いか?と問いかける眼差しを向ける)
■五十鈴秋芳 > ……でも私が奢ると言ったら、皆して奢られるのが怖いっていうんですよ…(日ごろの行いが別な意味で物を言っていた。またしても遠い目になると、大きく溜息をついては思考を切り替える様に。頂きます、と両手を合わせて頭を下げると、どれから食べるのかを迷う様に暫し動きが止まって。少し迷った後に天ぷらを口へと運ぶと良い具合に出汁を吸ったそれをもぐもぐと咀嚼して。その後にうどんを啜るとふぅ、と息を吐いて)…変わった事ですか?…春さん達が襲われたとか、シノさんが凄い体調不良で臥せってるとかぐらいしか聞いてないですけれど…それ以外でですか?
■石田遼太郎 > 四の五の言ってねぇで、とりあえず食え。(ああいえば、こういう、な雰囲気は一等苦手そうで、それで片付けた)金は天下の回りもんてな。お前が、おごられたら、今度はお前が下の者に馳走してやりゃあ良い。そうやって、巡るもんだ。(目の前に美味しいものがあれば、こいつも普通に上手そうな顔をするんだな、と発見した日だった。喜んでもらえれば、それで良い、と箸を手にして、葛あん掛けをうどんに絡ませ、ずるずるとそれを啜る)寒い日はこれに限るな。生姜が効いてて、身体の芯まで温まるぜ。(まだ、秋口である。京都の寒さはこれからだ。ずるずると、旨そうにうどんを啜り、酒を飲む、この世の極楽って顔をして食していた)五十鈴、最近何か変わったことねぇか。
■五十鈴秋芳 > 今も十分手足回らなくなりそうだと思うんですけど……何ですかあの、なんとか砲とか……。所持だけじゃなくって、維持にもお金かかるのに…(文句が愚痴に変わった。ちらっと見た武器等に思いを馳せる様に師ながらも、ため息をついた。お金が…等と小さな声で呟いて)なんというか…奢られるのが苦手なんです。人のお金で食べるごはんって、こう……凄く、味がしなくって…(それでも、やってきた鍋焼きうどんを見れば、うわぁ…と。自分一人だけならば、絶対に見る事のない彩のあるうどんに、感嘆の声が漏れて。すごい等と小さな声が出たのが聞こえるかもしれない)
■石田遼太郎 > (ぐつぐつと煮えた鍋焼きうどん、卵に、鳥、天ぷら、葱、きのこ、青物など、色々入っている。狸うどんは、刻み生姜の効いたあんかけに、短冊切りの揚げと、九条ねぎがたっぷり入っている。銚子を傾けて、猪口に注ぐと、相手の方にひとつ置いて、自分の分も注ぐと、それを翳した)
■石田遼太郎 > だから、お前ぇが居るんじゃねぇか。俺みてぇによ、どんぶり勘定ばっかりだと、今頃組は借金で首どころか、両手足回ってねぇだろうよ。(局長も、どうやらどんぶり勘定ぽい、しなぁ、と。新しく購入した武器の数々が脳裏に浮ぶ)お前は、金勘定は上手いが、世渡りは下手そうだな。上司と飯屋に一緒になったら、ご馳走さんて、たらふく食うもんだぜ。(失言しそうになったことには気付いたらしいが、のんびり笑うに留まる。言う間に、鍋焼きうどんと、狸うどん、銚子と猪口がふたつ届く)
■五十鈴秋芳 > ……遼さんと話していると金銭感覚がくるっちゃいそうだから嫌なんですよ……(だから、と。絶対に解っていない、と言わんばかりに肩を震わせる勘定方。ふるふると肩を震わせながらも、席について)あ、そうなんですか……って、えっ?いや、確かに高いから要らないですけど、奢ってくださいとは…なんで銚子も頼んでるんですか……(無駄遣い、と言いかけた所で、注文を無駄遣い、と言うのは流石に、という自制心がかろうじて働いて口を閉ざし)
■石田遼太郎 > (頭を下げる様子を見れば、頷いて。こっち来るまで、手招きしていた)……(二十文、高いな、確かにと真顔で頷く。どんぶり勘定の男。硯の値段を今、知ったらしく、へぇと頷いた。手招いて、拒否られたら、どんだけ仲が悪いのかということになるので、来てくれて良かったと、頷いていた)馬鹿野郎、俺が言うんだ、勘定は俺持ちに決まってんだろうが。(話の内容からして、うどんが嫌いではなさそうと、勝手に、鍋焼きうどん、と銚子も一本つけてくれと注文を入れた)
■五十鈴秋芳 > (いつもの、で通じるぐらいに蕎麦しか頼まないため、客としてはアレかも知れないが、そう言った事は口には出さずに。見つけた相手にはこんばんわ、というよう軽く頭を下げて)だって、蕎麦より20文も高いじゃないですか、鍋焼きうどん……20文あったら蜆がそれなりに買えますよ(けち臭い発言をしながらも、手招きされると拒否する事無く傍まで歩いて行き)
■石田遼太郎 > (余所見をしていた。相手が気付いてから、ゆうるりとその方へと顔を向けた)よう、五十鈴じゃねぇか。何だい、さっきの蕎麦の注文、お前ぇかい、そんなしけたもん食うな、鍋焼きうどんでも頼め、美味いぞ、此処のは。(こっちこい、と手招きしている)
■五十鈴秋芳 > (倹約家というべきかただのケチというべきか。滅多な事では外食をしない身ではあるが、それでもたまには暖簾をくぐる事もあり。ぼんやりとした笑顔でもって店へと入れば温かな空気と美味しそうな出汁の匂いにふ、と軽く息を吐いて。店主へとあいさつをすれば、またくいっぱぐれたのかい、と笑われた。それに曖昧に声を返しながらも、蕎麦を注文すると席を探す様に店内をぐるりと見渡して。見知った顔が座っているのを見つけると、あ、というよう瞬きをし)
ご案内:「うどん屋『惣兵衛』」に五十鈴秋芳さんが現れました。
■石田遼太郎 > (羽織の上着から腕を抜いて、腹減ったなとうどん屋の暖簾を潜る。威勢の良い主人の声に迎えられて、奥まった場所を取り、脇差を抜いて右に置き、椅子を引いて腰を下ろし)おやじ、たぬき。(へい、と返答を聞いてから、草履の片足を抜いて、行儀悪くもその足を膝の上に乗せて、素足はそろそろ寒いなとか、脛を擦っていた)
ご案内:「うどん屋『惣兵衛』」に石田遼太郎さんが現れました。