三条大橋は、江戸から東海道をのぼり京に入る重要地点であり、東海道の「上がり」の地となっている。
そのため、三条大橋・三条小橋・河原町通一帯は、旅籠や料理屋が建ち並び、密談場として最適な場所であり、攘夷派・開国派・倒幕派・尊王公武合体派入り乱れて、各藩士や浪士の会合が良く開かれ、長州藩浪士の隠れ家も多い。
祇園にも近く、賑やかな通りである。

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十一月十五日 辰の刻(朝8:00)

三条河原町。

宿場として栄える界隈は今朝も活気に満ち、旅籠や物売り、料理屋の声に、旅人の地方色豊かな方言が入り混じる、賑やかな様相を呈していた。

今朝はよく晴れて日差しも温かく、絶好の旅立ち日和だと、旅籠の主人が客の出発を見送る。
客も晩秋の空を見上げ、抜けるような青空だと喜んでいたのだが。

その見上げた空に一点の黒雲が生じたかと思うと、見る間に暗雲となって低く垂れ込め、朝の穏やかな陽光を奪い去った。
どろどろと不気味な低音が鳴り響く中、降ってきた水滴はやがて大粒の雨となって、家々の屋根をざんざと叩く。

旅人も物売りも、軒先を掃除していた料理屋の見習いも、皆、慌てて近くの屋根の下に避難し、急な天気の変化に驚いたり毒づいたりと慌しい。

程なく雨は雷雨に変わる。

かっと眩しく周囲を照らす稲光。耳をつんざく雷鳴。
続け様に落ちる轟雷に、人々は恐れをなして目を閉じ耳を塞ぐ。

この世の終わりかと思われる程の雷雨は、降り出した時と同じく、唐突に止んだ。

縮こまっていた人々が恐る恐る目を開き、周囲を見回せば、空は何事も無かったかのように晴れ、太陽は穏やかに照っている。
だが、その雷雨がただの自然現象などではなかった事は、通りに折り重なって倒れる五人の死体が証明していた。

いつの間に、誰が、どうやって其処に?

はじめは呆然としていた人々の間から「新選組を、お奉行を呼べ」と悲鳴と怒号が上がるまで、時間は掛からなかった。


五名の死体はすぐさま検められ、以下の事が判明した。

・男達のうち長州出身者が三名、薩摩出身者が二名。いずれも倒幕派の志士。
・それぞれ一週間ほど前に上京し、事件現場近くの旅籠に身を寄せていた。
・全員、雷に打たれたらしく、肌や髪に激しい熱傷の痕があり、衣類は所々黒焦げになっていた。
・背に太刀傷が有り、右腿から左脇に掛けて斬り上げられていた。




連続殺人事件第五弾です。

謎を解き、事件を食い止めてください。

ダイス1d6を振り『5』を出した方全員に、ゲームヒントをPC私書箱宛てにお送りします。

期間:11/15 朝10:30~11/16 朝10:00

参加資格:全PC











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参加者(0):ROM(1)
Time:01:41:50 更新


ご案内:「三条通り界隈 東」から宇喜多俊介さんが去りました。 (11/15-22:24:38)
宇喜多俊介 > (余りに悲壮な顔をしていた為か、通りすがりの人に「兄ちゃん金無いのかい?」とか聞かれて、いやいや、と誤魔化しながら帰っていくのだった。見送る通行人は、武士は食わねど何とやらかねえ、と首を捻っていたのだとか) (11/15-22:24:29)
宇喜多俊介 > (嗚呼、空腹のあまり、海鮮いくら入り鍋焼きうどんの幻影が見える。若干生臭そうな気もするが)……うう、鍋焼きうどん……(「おやつ禁止・買い食い禁止・拾い食い禁止!」と伍長(部下)に言い渡されている隊長は、未練がましく蕎麦の屋台とか眺めて、ため息をつき) 1d6→6 (11/15-22:21:27)
宇喜多俊介 > あ、葛岡さん……いや、隊服じゃないから声掛けて良いのか迷っ……あ、すみません。(急いでいるらしい相手に、気を付けてー、と手を振って見送り)……、……何だろう、この間の悪さ……。(きっと、お腹が空いているから何もかも上手く行かないに違いない。そんな切ない眼差し(?)で相手の後ろ姿を見送ると、ゆっくりと歩き出し) (11/15-22:13:08)
ご案内:「三条通り界隈 東」から葛岡馨さんが去りました。 (11/15-21:59:37)
葛岡馨 > (しかし、またも手がかりを掴めなければ、ため息を一つ零し。話していた相手と別れ振り向くと、そこに足を止めた壱番隊の隊長を見つけ)…宇喜多さん…?こんばんは。(と会釈して。しかし、急いでいた事を思い出し)あ、すみません…これから出かける所がありますので…失礼します。もし何か御用がありましたら、いつでもお声がけください!(もしよろしければ、甘味でも一緒に食べましょう!と付け足しながら、眉を下げつつ小走りで走り去って) (11/15-21:59:25)
宇喜多俊介 > (浅葱のだんだら羽織に高下駄を鳴らし、堂々と闊歩すべし、という局長の教えを一人でも守っては居るが、何故か常に無く、悄然とした雰囲気を漂わせている男。単に腹が減っているだけなのだが、空腹は人を悲観的にさせるのだった。通行人と話し込んでいる相手が二番隊伍長だとは最初気付かず、会話の内容にハッとしたように足を止め) (11/15-21:52:52)
ご案内:「三条通り界隈 東」に宇喜多俊介さんが現れました。 (11/15-21:42:47)
葛岡馨 > (急ぎ、一人やってきた三条通り界隈。人通りの多い場所ならば、通行人の誰かは今朝起きた事件の事も知っているだろうと、通りかかった人に声をかけ) 1d6→4 (11/15-21:41:22)
ご案内:「三条通り界隈 東」に葛岡馨さんが現れました。 (11/15-21:39:23)
ご案内:「三条通り界隈 東」から藤堂幸之助さんが去りました。 (11/15-20:29:04)
藤堂幸之助 > (隊服でない己を新撰組と信じてもらえずに、しかも既にいろんな人から聞かれていたのだろううんざりとした様子でけれども取りつく島もないほど、はっきりと教える必要はありません、と言いきられてしまう。さらには、そのまま店の中へと入られてしまい)…――あぁ、やっぱ、隊服で来るべきだった?(その後ろ姿に小さくため息をつき、声以上ここにいてもいらぬ騒ぎになりかねないとその場を後にする) (11/15-20:29:01)
藤堂幸之助 > (事件の事を聞きに現場近くの料理屋へと足を向ける。裏の方から近づいて、夕食時のピークを過ぎてホッと一段落している所に見習いの一人に声をかける)…――なぁ、新撰組なんだけど、化け物騒ぎの件で聞きに来たんだけど、教えてくれないか? 1d6→1 (11/15-20:27:00)
ご案内:「三条通り界隈 東」に藤堂幸之助さんが現れました。 (11/15-20:22:48)
ご案内:「三条通り界隈 東」から門脇泉助さんが去りました。 (11/15-16:38:23)
門脇泉助 > ここまで何も出んとは……(思わず煙草に手が伸びる。蕎麦屋の店先で吸ってから、様々な誘惑に勝てずに多いに寄り道をしてから所定の持ち場へと戻ってゆく) (11/15-16:38:19)
門脇泉助 > (見廻り序でに足を伸ばして三条付近に出向いてきている)――化け物退治も新選組の仕事かァ……? (言い随ら、ほどなく近い場所に店を構える蕎麦屋の主人を呼び止めて様子を聞いたり周囲を少しだけ散策し) 1d6→6 (11/15-16:35:26)
ご案内:「三条通り界隈 東」に門脇泉助さんが現れました。 (11/15-16:35:10)
ご案内:「三条通り界隈 東」から櫻庭芳野さんが去りました。 (11/15-14:29:39)
櫻庭芳野 > ……ほう。それで。(その内の一人がどうやら他より詳しく知っているらしかった。路地の方へ招き、その話を聞いた後)寒い処、御苦労だった。うどんでも食え。(うどんなら大家族が高級海鮮イクラ入り鍋焼きが食えるくらいの手間賃を渡して帰してやり。己は思案気な顔で隊士を引き連れ、屯所へと戻っていった) (11/15-14:29:06)
櫻庭芳野 > (未明に起きた事件の検分に数名の三番隊隊士を連れてやってくる。いよいよ怪談めいてきた話を繰り返して聞くたび眉間の皺が深くなる。それでも聞いて回らぬ訳にはいかないだろうと、何か目新しい事を知っている人物がいないかと近隣で聞き込みを始め) 1d6→5 (11/15-14:24:53)
ご案内:「三条通り界隈 東」に櫻庭芳野さんが現れました。 (11/15-14:22:06)
ご案内:「三条通り界隈 東」から樋高惣二郎さんが去りました。 (11/08-01:06:55)
樋高惣二郎 > (挟みるよう連なる店。その一角が火も人気もない――池田屋。それに一瞥すら残すことなく、軽快な足取りは径を潜り、手元の荷を持ち直しては屯所の方へと) (11/08-01:06:52)
樋高惣二郎 > (食事時の盛況さも落ち着きを見せた頃合ならば、道々には酒の入った野郎だの。色を売り買いする連中がちらほらと目に留まる。此方と言えば新町通から三条へ。一段と冷え込んで来た空気に、思わず頚巻を口元まで引っ張り上げる)どうしてこう、京ってのは夏が暑くて冬が寒いんだい……(ボソリと愚痴めいた独り言。手には布包を抱え、さて屯所へ戻るか、何処か店であったかくしてから戻るかと) (11/07-22:49:08)
ご案内:「三条通り界隈 東」に樋高惣二郎さんが現れました。 (11/07-22:38:19)
ご案内:「三条通り界隈 東」から紀谷嘉邦さんが去りました。 (11/03-01:41:15)
ご案内:「三条通り界隈 東」から宇喜多俊介さんが去りました。 (11/03-01:40:48)
宇喜多俊介 > そりゃー、うどんだけじゃ済まなくなる位のドジ踏んだんなら、卵と蒲鉾と椎茸と…(食べるもののリクエストなら、幾らでも出てくる男。お断り、には不満そうに唇を曲げ)……うーん。そっちで遊んでくれるなら、道場でも良いンだけどさー……(密偵として、なかなか手の内を見せたがらない相手の手には興味が尽きぬものの、どうせ見せてくれない気もする、という思案顔。合流場所に頷くと、じゃあ後で、と先に行く相手を見送り。隊士達に号令を掛けて、別ルートで屯所へと帰還する) (11/03-01:40:30)
紀谷嘉邦 > そんな下手は打ってないつもりだが、…うどんだけじゃ済まなくなりそうだから、嫌だ。(際限無く食べまくる相手の傍らで青くなっている自分の姿をありありと浮かべてしまい、丁重にお断りする。獣の如く指を曲げて見せる様子には、唇の端を上げ)そりゃあ怖い、刀を握って飲むかな(相手とは裏腹に感情の一切を映さぬ双眸が相手を一瞥し。合流場所をつげると、高下駄を鳴らし足早に屯所へと去る) (11/03-01:29:33)