島原の置屋。
創業は元禄元年(1688年)。
公家や京都勤めの高位幕臣気に入りの格式高い置き屋で、上方舞においては名取の位を持ち和琴・笛・書道・香道・茶道・華道・詩歌・貝合わせ・投扇興など宮中遊びにも秀でた名妓を多く抱える。

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十一月十三日 寅の刻(早朝4:00)の事件


島原の置屋、輪違屋(わちがいや)。

店の者が休息を取っていた所、その眠りを破る恐ろしい悲鳴が表から響いた。
何事かと寝惚け眼を擦って主人らが外に出てみると、其処では俄かに信じ難い光景が繰り広げられていた。

店に面した道を血で染めて倒れ伏す男二人。
そして血塗れで項垂れる男の首根っこを咥えて佇む、鼻先から尾の末まで墨で塗り潰した様な、黒い巨大な虎。

あまりのことに声も出ず、その場で腰を抜かす主人と従業員。
虎は咥えていた男をその場に放り、金色に光る目を彼らに向ける。
従業員は気を失い、主人は死を覚悟したが、虎は踵を返して駆け出し、あっという間に夜明け前の闇の中に消えていった。
残されたのは、既にぴくりとも動かない男達の死体のみ。

やがて我に帰った主人が店の者を叩き起こし、何事かと近隣の住人も表に出てきて、夜明け前の島原の一角は俄かに喧騒に包まれた。

すぐに身元を検められた死者三名は、近くの旅籠に宿泊していた長州藩出身の浪人と判明した。

全員背に斬りつけられた形跡があり、また、鋭い爪によって全身を引き裂かれていた。



<推理ゲーム投下>

島原遊郭「輪違屋」で起きたこの事件は、連続殺人事件第三弾です。

謎を解き、事件を食い止めてください。

ダイス1d6を振り『3』を出した方全員に、ゲームヒントを私書箱宛てにお送りします。

期間:11/12 22:00~11/13 22:00

参加資格:全PC

※11/13 22:00イベント終了







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参加者(0):ROM(1)
Time:01:44:13 更新


ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から五十鈴秋芳さんが去りました。 (11/13-21:25:56)
五十鈴秋芳 > (どうも、この手の話題ばかり振られてうんざりしている人へと声をかけてしまったようだ。顰めっ面をされてしまっては、えぇと、と視線が宙を浮いて。すみませんでした、と小さい声で絞り出す様に言っては、そっと逃げる様にその場から離れ) (11/13-21:25:53)
五十鈴秋芳 > (薄寒い中、襟巻に鼻先までうずめる様にして歩いてくる。まだどこかざわついている人々を見れば、なんだか自分が好奇心旺盛な野次馬になった様で気が引ける。きょろっと周囲を見た後に、僅か首を傾がせながらも近くの人へと寄っていって)…何か、あったって聞いたけど本当かい?(それでも結局の所、好奇心旺盛な野次馬の顔をして声をかけて) 1d6→5 (11/13-21:24:24)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に五十鈴秋芳さんが現れました。 (11/13-21:21:29)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から藤堂幸之助さんが去りました。 (11/13-21:00:34)
藤堂幸之助 > え…。(運よく、店の子をつかまえられたらしく耳元へ囁くように紡がれた言葉に瞬く)――有難う。お礼に今度、寄らせてもらうよ。(頭の中で蓄えもろもろを計算しながらも、微笑みを向ける。そして、礼を言いながらその場を離れ、屯所へと戻っていく) (11/13-21:00:31)
藤堂幸之助 > (仕事が一段落しての自由時間。事件の噂を聞いて輪違屋付近へと足を伸ばす。流石に情報を得るためだけに中へはいる事は懐具合的にも出来ずに、周囲を見る。そこにいた人物に近寄って)――すみません。なんか、此処で騒ぎが起きたって聞いたんですけど…。 1d6→3 (11/13-20:57:30)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に藤堂幸之助さんが現れました。 (11/13-20:51:11)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から葛岡馨さんが去りました。 (11/13-20:06:35)
葛岡馨 > (しかし噂話以上の会話にはならず。最近物騒ですから、気をつけてくださいね?と会話をしめて、そのまま帰路につく) (11/13-20:06:29)
葛岡馨 > (夕食後、屯所を出て島原まで足を伸ばす。事件の事が気にはなるものの、この時間に輪違屋の中に入るのは何となく気が引け、丁度通った付近の住人と思しき人物に)あ、すみません。この辺りで虎が出たと聞いたのですけど……(あえて事件には触れずにそう尋ね) 1d6→4 (11/13-20:03:33)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に葛岡馨さんが現れました。 (11/13-19:59:35)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から川上千冬さんが去りました。 (11/13-19:32:23)
川上千冬 > (「登楼って来いよ」という棘のある声に耐えかねて身を翻す。後ろから投げつけられる「何だい、俺じゃあ不足だってのか! お高く留まりやがって、足抜け野郎!!」との罵声を背に、逃げるように去る。いや、逃げる) (11/13-19:32:15)
川上千冬 > (びくりと身をすくめて頭上をふり仰げば、窓の格子に憎々しげな知った顔がある。白いかんばせを怒りと嫉妬に歪め、足抜けしてのうのうと生きている己を見下ろし。ずいぶん痩せた。病気なのかもしれない) 1d6→4 (11/13-19:29:51)
川上千冬 > (「裏切り者!」) (11/13-19:27:41)
川上千冬 > (目立たぬ裏道を通ってひっそりと、夜を駆ける。良くしてくれた店の若い衆を探して通りそうなところを張るが、なかなか通らない。かと言って人のいない時間はもっと出入りをしない職業だし、身を潜めて探す) (11/13-19:27:20)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に川上千冬さんが現れました。 (11/13-19:24:47)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から石田遼太郎さんが去りました。 (11/13-15:34:21)
石田遼太郎 > (そうすると、女将は呆れたような顔をして。耳が早い、と最近上がった子が随分器量よしだという噂を聞きつけたと、どんな子だとかそんな話だった)いいじゃねぇか、顔を見るぐらい。今度、昼餉に連れ出しても良いかい?(そんな話をあれやこれやとして、邪魔したなと立ち上がり、羽織から袖を抜いて、店を出ると、桐嶋付きの部屋子とばったり。何してるんですかって顔で睨まれては、飴でも買うてやろうと、連れ立って行った) (11/13-15:34:18)
石田遼太郎 > 墨で塗りつぶしたような虎?…これまた随分奇怪な話じゃねぇか。虎が出たってえだけで、大事なのによ。それも、長州人とくりゃ、どうもな。(さらに、と詳しく聞くのか、と耳を貸せと手招いて、密やかな話をするように、女将に口許を寄せる) 1d6→2 (11/13-15:29:00)
石田遼太郎 > (輪違屋に入ると、出てきた女将に土産だと甘春堂の和菓子を持参して、手渡して)今朝、この辺りはえれえことになってたってな。お前さん、見たのかい?(はい、と今朝の出来事を子と細かく話してくれるのを、黙って聞いていた) (11/13-15:19:29)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に石田遼太郎さんが現れました。 (11/13-15:06:08)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から門脇泉助さんが去りました。 (11/13-12:33:21)
門脇泉助 > (飯屋の店主にも何ぞ耳打ちするが梨の礫。其の儘暫く芸妓達とお昼の時間を楽しんだ後、屯所へと帰る) (11/13-12:33:13)
門脇泉助 > (蕎麦のお代わりなんぞして) 1d6→2 (11/13-12:31:44)
門脇泉助 > (昼飯に行ってくると島原へ出向いてきている。馴染みの見世に顔を出した後、気に入りの芸妓何人かと輪違屋の側でお昼ご飯中。昨夜の事件に話題は映り、女たちの噂話に耳を傾けている。へェ、とかふぅん、等と相槌を打ちながら、女の肩を抱き顔を寄せて声を潜め)――虎が出たって? (ひゃあ、な吃驚する黄色い声を聞いて己は楽しげに少しわらい) (11/13-12:31:12)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」に門脇泉助さんが現れました。 (11/13-12:30:46)
ご案内:「島原遊郭 輪違屋(わちがいや)」から樋高惣二郎さんが去りました。 (11/13-10:23:50)
樋高惣二郎 > (眇めた視線は現場の上辺を滑り、ふうんと。浮かべる表情は特に無く、日中となればまだ人足の少ない嶋原の往来を一周して、戻る) (11/13-10:23:44)