壬生寺前の綾小路を東へ数十町。
文久3年(1863年)12月の雪の降る深夜、屯所への帰途に粛清された『伊藤文犀(いとうぶんさい)』の終焉の地。
元新選組参謀『伊藤文犀』は、尊王倒幕派の薩摩藩・土佐藩と通牒し、新選組を脱退しようとして、局中法度違反により粛清された。

【ロム可/ログ残留/この部屋のすべてのログはPC伝聞情報として利用可能です】

十一月十四日 朝 卯の刻(朝6:00)

新選組の『ある人物』が、連続殺人事件の起きる場所と時刻を正確に割り出し、事件現場で真犯人を待ち伏せ、
そして事件に遭遇した。

――――…、それから、小半時後。

豆腐の棒手売が朝の商いの帰りに光林寺門前を通り掛かり、路地に四人の男がうずくまるようにして倒れているのを見つけた。

周囲には、他に人影は無かった。

倒れている四人の男たちは全員、背に一太刀浴びせられており、着物が裂けて血に染まり、すでに事切れていた。
棒手売の魂切るような叫びが、周囲の静寂を破った。

そこへちょうど、市中見廻り中の新選組五番隊と六番隊が通りかかった。
悲惨な殺人事件現場に仰天し腰を抜かしかけていた豆腐売りは、泡を吹かんばかりに五番隊・六番隊に助けを求めた。

隊長始め隊士たちは、突然の事件と豆腐売りの取り乱しように驚かされたが、すぐに冷静さを取り戻し、直ちに事態の把握と収拾に努めた。

死亡した男達を調べてみると、全員に共通して以下の事が判明した。

・男達は薩摩出身の倒幕派の者で、前夜から三条の旅籠に宿泊していた。
 持っていた書付を見ると、前日に殺害された三名と近々会合の予定が有り、上京していたらしい。
・背の太刀傷は深く、右腰から左脇に掛けて斬り上げられていた。
・背の傷の他に、腹部に動物の足跡に似た打撲痕が二つ並んでいた。
 相当強い力で打たれたらしく、周辺の皮膚は変色し、臓器は損傷していた。
・抵抗をした形跡は無かった。

現場を見た隊士のひとりの顔が見る見る蒼褪めていく。

「……これは、――…―…、…まるで…あの時のよう……」

「滅多なことを言うな!」

死屍累々の現場を見て何かを言いかけた隊士を、隊長が鋭く制した。



<推理ゲーム投下>

「綾小路、光林寺門前」で起きたこの事件は、連続殺人事件第四弾です。

謎を解き、事件を食い止めてください。


ダイス1d6を振り『4』を出した方全員に、ゲームヒントをPC私書箱宛てにお送りします。

期間:11/14 朝9:00~11/15 朝9:00

参加資格:全PC









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参加者(0):ROM(1)
Time:07:12:48 更新


ご案内:「綾小路 光林寺門前」から樋高惣二郎さんが去りました。 (11/15-06:59:17)
樋高惣二郎 > (暫くはそうして見上げる暫し。息を一つ残しては、変容のない様に興味自体を失っては、門を潜って寺の方へ) (11/15-06:59:12)
樋高惣二郎 > (今朝は随分と朝に早く。御陰で出会す人も随分と少ない時分。何気なく足向けた先でふと足掛かったのが綾小路なら、事件を思い出しては寺の方に向きを直して門を見上げる。寒さに白い息混じりで) 1d6→5 (11/15-06:57:09)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に樋高惣二郎さんが現れました。 (11/15-06:57:02)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から紀谷嘉邦さんが去りました。 (11/14-23:37:12)
紀谷嘉邦 > (考え過ぎだろう、少し疲れているのかもしれない。屯所へ帰って温かいものでも飲もうと、踵を返し。高下駄の足音は、直ぐに遠ざかる――) (11/14-23:37:10)
紀谷嘉邦 > (吹き付ける夜風にも構わず高下駄を鳴らす。通りがかったのでは無く、意思をもってやってきた門前で足を止め)………綾小路、…滝沢屋、…―――、(じっと、睨むように門を見据え) 1d6→2 (11/14-23:36:24)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に紀谷嘉邦さんが現れました。 (11/14-23:32:45)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から五十鈴秋芳さんが去りました。 (11/14-22:53:56)
五十鈴秋芳 > …(風の音と周囲の気配。それらの雰囲気に僅かに眉を潜めると、殊更襟巻を引き上げてはこそこそと去って行き) (11/14-22:53:55)
五十鈴秋芳 > (寒空の下、襟巻に鼻までうずめる様にして歩いてくる。周囲を見渡し、もの静かな場所へと瞬いては何があったという様に。もう時間も時間であるし、暗くもあるが、何かないかと周囲をふらっと見渡して) 1d6→4 (11/14-22:50:56)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に五十鈴秋芳さんが現れました。 (11/14-22:47:37)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から櫻庭芳野さんが去りました。 (11/14-21:16:36)
櫻庭芳野 > (この時刻では通り掛かる人もいない。肩越しにもう一度、寺の門扉を見遣ってから、ゆっくりとしたあしどりで思案に耽りながら屯所へと戻っていく) (11/14-21:16:30)
櫻庭芳野 > (夜回りを終えての帰路、ひとり隊列を離れて其処へ向かう。いつ振りに歩く界隈だろうか。意識して避けていた場所だ。訪れれば文武両道、あらゆる知識に長け、人望も厚く、己があんな風になりたいと傾倒していた人を想いだしてしまうからだ。しかし今朝早く、ここで一連の事件と関係すると思われる出来事があったとなれば出向かぬ訳にはいかぬ。月明かりの下、門前の周囲をゆっくりと歩き、何か目に留まるものは無いかと検分) 1d6→3 (11/14-21:14:12)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に櫻庭芳野さんが現れました。 (11/14-21:09:39)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から藤堂幸之助さんが去りました。 (11/14-20:54:05)
藤堂幸之助 > (流石に暗がりの中では確認しきれず、またあまり時間もない状態ではどこか焦りもあって穴が出てしまう。何も見つけられない事に小さくため息をついて、踵を返すと急ぎ足で屯所へと戻っていく) (11/14-20:54:04)
藤堂幸之助 > (少し急ぎ足で現場へと向かう。人が倒れていたと思しところへと近づいてその付近に何か手掛かりはないかと月明かりの中確認して) 1d6→5 (11/14-20:52:43)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に藤堂幸之助さんが現れました。 (11/14-20:50:58)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から葛岡馨さんが去りました。 (11/14-18:30:03)
葛岡馨 > (しかしこの時間ではもう時間が経ちすぎているのか聞いていた以上の事はわからず、何も無かったかの様に屯所へと) (11/14-18:29:56)
葛岡馨 > (誰に言うとでもなく、無表情で、ひっそりと、一人訪れる綾小路。朝に市中見回りをした五番隊、六番隊から出かける前に聞いた、男達が倒れていたという場所にしゃがみ込み、静かに検分し) 1d6→1 (11/14-18:28:40)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に葛岡馨さんが現れました。 (11/14-18:26:19)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」から丹村春馬さんが去りました。 (11/14-16:34:02)
丹村春馬 > (恐ろしげに語り合う人々の声が静かな中にふと耳に入り。険しく眉を寄せた後、首を傾げながら歩き去って行った) (11/14-16:33:53)
丹村春馬 > (日も暮れる方へさしかかり、暖かかった日差しが翳ると急に冷えだしたように感じられる。連日齎される凶報の新しい舞台を聞き、我が目でも見ておこうと出向いて来た。門前を通り過ぎる前に、ふと葉擦れの音に促されたように視線を上げて) 1d6→4 (11/14-16:31:30)
ご案内:「綾小路 光林寺門前」に丹村春馬さんが現れました。 (11/14-16:22:04)